簡単な台所の小技:野菜の抗炎症作用を高める方法
2021年10月08日(金) 記入者:ヴィルジリオ・マリン

Tags: 

 

葉物野菜から根菜類まで、野菜は地球上で最も健康的な食品のひとつです。

 

重要なビタミンミネラルをたっぷり含んだスーパーフードは、免疫力を高めたり、炎症を抑えたり、全身の健康を増進する効果があります。

しかし、野菜の魅力はそれだけにとどまりません。

 

適切な食品と組み合わせることで、より栄養価が高くなり、体に優しい食品となります。今回は、野菜の抗炎症作用を高めるためのキッチンハックをご紹介します。

 

 


1. スパイスやハーブと一緒に食べる

 

スパイスやハーブは、食事に風味を添えるだけでなく、栄養価も高めてくれます。

 

ターメリック、チリペッパーローズマリーなどのスーパーフードには、炎症を抑える効果のある強力な天然化合物が含まれています。調味料として使うことで、より健康的な食事にすることができます。

 


野菜をスパイスやハーブで和えてみましょう。

 

ターメリックを使う場合は、吸収率を高めるためにブラックペッパーを振りかけるとよいでしょう。

 

栄養価が高いだけでなく、これらのスーパーフードを使えば、基本的な野菜スープがグルメな料理に早変わりします。

 

アボカドオイルかオリーブオイルで、さいの目に切った黄玉ねぎを炒めるだけ。

 

玉ねぎが透き通ってきたら、たっぷりの海塩を加え、皮をむいて刻んだ秋カボチャなどの根菜を加えます。

 

ベジブロスを注ぎ、野菜がフォークで簡単に刺さるようになるまで煮込んだら、お好みのスパイスを滑らかになるまで混ぜます。


ハリッサのようなモロッコの調味料は、バターナッツ・スクワッシュの甘い暖かさを引き立て、カイエンペッパーやシナモンはドングリ・スクワッシュによく合います。

 

色々な調味料を試してみてください。

あなたの料理は、あなたの遊び心次第です。

2. ボーンブロス(骨の出汁)で煮詰める

 

ボーンブロスは、フライパンにこびりついたカラメルを溶かすのによく使われます。

 

しかし、結論から言うと、野菜の抗炎症効果を高める事もできるのです。

 

栄養士によると、ボーンブロスに含まれるグルコサミンは、痛みや腫れを抑え、新しいコラーゲンの成長を促し、傷ついた関節を修復する効果があるそうです。

 

 

ボーンブロスの治癒力を活用しましょう。

 

ボーンブロスは、野菜を煮詰める際の詰め物やスープにも利用できます。

 

ボーンブロスを常備しておくには、アイスキューブトレイに入れて冷凍しておきましょう。完全に凍ったら、キューブを取り出して、冷凍庫用の大きな袋に入れて保存します。

 

(関連記事:自家製ボーンブロスがもたらす5つの健康効果)

 


野菜炒めの味付けにも、1~2個のキューブを取り出して使えます。

汁気を抜くときは、以下の手順で行うとよいでしょう。

  1. フライパンからメインの食材を取り出します。
  2. ボーンブロスを直ぐに加える。
  3. ブロスを沸騰させ、かき混ぜます。
  4. ブロスが半分になるまでかき混ぜ続ける。


3. 抗炎症作用のある油脂を使って調理する

 

脂肪分の多い食品の中には、健康に重要な有益な不飽和脂肪が豊富に含まれているものがあります。

 

野菜を炒めるときには、オリーブオイルやアボカドオイルなど、抗炎症作用のある食用油を選ぶとよいでしょう。

 

また、ナッツや種子を加えることで、食事の栄養価を高めることができます。

 

オメガ3脂肪酸のような健康的な多価不飽和脂肪を豊富に含むナッツや種子は、炎症を抑え、健康全般を増進します。

サラダにピスタチオを加えたり、ローストした野菜にピーカンやヘーゼルナッツ、クルミなどをトッピングしたり。

 

独特の食感を楽しむには、お好みのスープにナッツをたっぷりと振りかけるとよいでしょう。ヘルシーでおいしいナッツは、デザートにもお料理にもぴったりです。

野菜は単体でも栄養価が高いですが、他のスーパーフードと組み合わせることで、更に体に良いものになります。

 

次回、野菜料理を作る時は、これらの簡単な調理法を参考にして、お気に入りの野菜を最大限に活用してみてください。