コロナのロックダウンが子供達のメンタルヘルスの悪化を招く
2021年9月17日(金) by:アルセニオ・トレド

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武漢コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが始まって以来、全国の小児病院では、メンタルヘルスサービスを求める子供達の数が恐ろしく急増しています。

 


今回のパンデミックでは、抑圧的な監禁により、子供達のメンタルヘルスが悪化しています。

 

学校は閉鎖されたままで、友達や喜びを感じる野外活動から遠ざけられ、多くの子供たちがキャビンフィーバーに悩まされています。

アメリカでは、ワクチン接種後にCOVID-19が流行していますが、子供達にカウンセリングなどの精神的なサービスを提供するためのリソースが、他の重要な分野に回されているため、問題が著しく悪化しています。

ノースカロライナ州グリーンビルにあるイーストカロライナ大学では、2020年6月から今年の晩春まで、毎週平均5人の子供達が医学部の教育病院に入院していました。

 

彼らは、アセトアミノフェン、リタリン、抗うつ剤、更にはアヘンなど、様々な薬を過剰摂取した為に入院したのです。

 

パンデミック以前は、この教育病院では月に5人の子供しか診ていませんでした。

5月、コロラド小児病院(CHCO)は、精神的な問題で治療しなければならない子供達の数が急増したため、緊急事態を宣言しました。

 

不安症やうつ病で来院する子供の数は、それぞれ2倍、3倍に増加していました。また、薬物乱用や摂食障害の患者数もパンデミック前に比べて増加しています。


CHCOの心理学トレーニングディレクターであるジェナ・グローバーは、「精神的な問題を抱えた子どもたちがこれほど急激に増加し、その問題の深刻さが増したのは、本当に初めてのことです」とCHCOの心理学トレーニングディレクターのジェナ・グローバーは述べています。

 

「私のキャリアの中でも、この様な事は一度もありませんでした」

全国の病院から同様の話が報告されています。2020年4月から10月にかけて、病院では、メンタルヘルスサービスを求める5歳から11歳の子どもが24%、同じような助けを求める12歳から17歳の子どもが31%増加しました。

児童精神科医のMichelle Guchereau氏は「この1年間で、非常に重度の鬱や不安を抱えた子供や青年が雪崩のように押し寄せてきました」と語ります。児童精神科医のMichelle Guchereau氏は、患者からの電話の数が多すぎて、何人かの患者をお断りしなければならなかったことを思い出します。

アメリカでは、子供のための適切なメンタルヘルスのシステムがありませんでした。シカゴにあるLurie Children's HospitalのJohn Walkup博士は、次のように述べています。

 

「もともと不十分なシステムに加えて、突然、リスクの高い子供たちを、非常に困難な生活や人生の状況に置くことになったのです。そして今、アクセスの危機が訪れているのです」

 

 

子どもたちの社会的・教育的ニーズを優先する為には、ロックダウンを終わらせる必要があります

 

オーストラリアで行われたロックダウンとそれに伴う専制的な制限の影響に関する研究で、子供たちのためにロックダウンを終わらせることが解決策であることがわかりました。この研究のプレプリント版がmedRxivに掲載されました。

この研究では、オーストラリアのロックダウンは、当初は大陸でのコロナ感染の発生を抑制することに成功しましたが、その経済的・精神的コストは、多くの家族、特に自宅待機や不登校を余儀なくされている子供たちにとって負担が大きかったと考えています。

研究者が調査した家族の約3分の1は、パンデミックが子どもの精神的健康に悪影響を及ぼしたと答えています。また、外出禁止の影響は、介護者、特に女性の介護者にも及んでいます。

この研究によると、解決策としては、政府が子どもたちの社会的・教育的ニーズを優先することが挙げられています。ロックダウンは子供たちの精神的なニーズに持続的な悪影響を与えたため、子供たちの回復を助けるプロセスを開始するために、制限を直ちに撤回する必要がありました。

 

(関連記事 COVID-19パンデミック時に生まれた子供はIQスコアが著しく低く、母親のマスキングが原因である可能性が高い)

 


「幼い子供を持つ家族に対する監禁の悪影響は、時に病気の悪影響よりも大きいかもしれない」と、Liji Thomas博士はNews Medicalに書いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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