バイデンが数千億円相当の高価な軍需品をタリバンに引き渡したワケ
2021年8月19日(木) 記入者:JD Heyes

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過去20年間のほとんどの期間、アメリカの納税者は、アフガニスタンに派遣されている軍人を支援するだけでなく、アフガニスタン国民軍の建設と訓練を数千億ドル規模で支援してきた

アメリカの訓練と武器と戦術は、数的に劣り、はるかに装備が整っていないタリバンの戦闘員集団を阻止できる持続的な軍隊を構築するに違いない--そう、我々の将軍たちと歴代の大統領政権は考えた(あるいは言われた)。

しかし、結果的には、アメリカの納税者が築いた戦闘力は、夏の暑い日のアイスクリームのように、前進するタリバン軍の前で溶けてしまった。

 

アメリカは面目を失っただけでなく、旧式のM-16ライフルやボディアーマーから最新鋭の航空資産まで、何十億ドルもの軍備を失ったのです。

「20年間で830億ドルの費用をかけて建設され、訓練されたアフガニスタンの治安部隊は、余りにも迅速かつ完全に崩壊し、場合によっては発砲もされなかった。彼らは政治的権力だけでなく、アメリカが提供した銃、弾薬、ヘリコプターなどの火力も手に入れた」とAP通信は今週報じた。

 

 

「タリバンは、アフガン軍を制圧した際に、近代的な軍事機器を数多く手に入れた。タリバンが州都や軍事基地を制圧した時には、戦闘機を含むより大きな成果が得られた」とAP通信は続けた。

カブールの国際空港で軍の契約者がオンラインに投稿したビデオには、アフガニスタン軍が放棄しただけの個人用装備や武器が多数映っており、遅かれ早かれ起こるであろう米軍の完全撤退後はタリバンの手に落ちることになる。
 

 

タリバンは、小火器やその他の装備に加えて、米軍やアフガニスタン軍が路上の即席爆発装置(IED)から身を守る為に地方を横断する際に使用していた装甲の高いハンビーやMRAPを手に入れることに成功しました。

AP通信によると、月曜日に国防当局は、タリバンが米国から供給された武器の「膨大な」貯蔵庫を所有していることを確認したという。

今回の逆転劇は、米軍や情報機関がアフガニスタン政府軍の生存能力を見誤ったことによる恥ずかしい結果であり、場合によっては戦うよりも車両や武器を放棄することを選んだ。

 


実際、ワシントン・ポスト紙の報道によれば、後者(降伏)は例外ではなく普通のことであり、なぜ約7万5千人のタリバンが30万人のアフガン国民軍を制圧できたのかを説明している。

 

 

「20年間の訓練と何十億ドルものアメリカの援助にも関らず、タリバンの戦闘員が日曜日にアフガニスタンの首都に入ってくる事を許したアフガニスタンの軍隊の見事な崩壊は、過激派グループとアフガニスタン政府の最下層の役人達との間で地方の村で仲介された一連の取引から始まった」同紙は報じた


昨年初めに提案されたこの取引は、アフガン政府関係者によってしばしば停戦と説明されたが、アフガン政府関係者とアメリカ政府関係者によると、タリバンのリーダーは実際には政府軍に武器を渡す代わりに金銭を提供していたという。

さらに記事によると、この交渉は約1年半前から始まり、地区レベル、州レベルと続き「政府軍による息を呑むような一連の交渉による降伏(中略)で最高潮に達した」ことが、アフガン軍、特殊作戦部隊の兵士、警察、軍人への複数の取材で明らかになった。

言い換えれば、問題は解決していたのだ。

 

詰り、アフガニスタンの支配権を巡って「戦い」が起こる事はなく、タリバンが再び主導権を握る事が決まっていたのである。

詳細はまだ判らないが、米軍や政界のリーダー達は何年も前からこの事を知っていたという報告が出ている。詳細が明らかになれば、我々はそれを報告するだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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