日本の技術で気候変動に立ち向かうコロンビアの稲作農家
記者:クリス・バーンズ 更新日:2019年3月18日 18/03/2019

今回のGlobal Japanでは、コロンビアの農家が気候変動と闘う中、日本の研究者と民間企業が、少ない水で米の生産量を増やすための支援を行っている様子をご紹介します。

コロンビアと日本の研究者が、干ばつや病気に強い新しい稲の開発と実験を行っているサルダーニャの研究施設を取材しました。

 



田んぼの状態を監視する技術

 

国際協力機構(JICA)の支援のもと、日本のPSソリューションズ社と共同で、モバイル技術やアプリ、モノのインターネットを使って、温度や水分などの畑の状態を監視する「e-kakashi」というシステムを導入しています。農家はその情報をもとに、より効率的に投入資材を調整することができます。


農家であり研究者でもあるニコラス・レーザーナ氏は、「日本の支援は、私たちにとって非常に重要で興味深いものでした。日本の支援は、私たちにとって非常に重要で、興味深いものです。水の使用量を減らす方法を教えてくれたり、新しいツールをたくさん紹介してくれたりしています」。


干ばつに強い米

 

その後、イバゲ近郊の農場に移動しました。ここでは、研究所で新たに開発された米が栽培されており、水や肥料の節約に役立っています。農家の人たちは、日本と共同開発した新しい米や農業技術によって、異常気象への対応が容易になっていると言います。



農家のルース・ブランカ・ペルドモさんは、「水の使用量が減りました、はい。気候が大きく変わり、気温や日差しが非常に強くなったため、このような環境や温暖化に対応するために、このような米が開発されたのです」。

今回の取材では、夏場の干ばつと最近の大雨で田植えができなくなっていることの両方に対応しなければならない状況を目の当たりにし、栽培効率を上げるための技術的なアプローチが必要であることを実感しました。

首都ボゴタでは、コロンビアの稲作連合会であるFEDEARROZのプログラム責任者に話を聞きました。彼によると、日本の研究者との共同作業により、組合員の生産性が向上し、国際貿易を促進するための競争力を高めることができたそうです。FEDEARROZとのプログラムは、100年来の両国の関係を示す一例です。

貿易と投資は重要な役割を果たしており、両国が自由貿易協定の交渉を行っている間は、さらに増加することが予想されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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