日本とガーナ、西アフリカの疾病対策における長期的協力関係を強化
記者:クリス・バーンズ  更新日  27/08/2020

病気との闘いは、長期にわたる世界的な取り組みであり、世界中での協力が必要です。

その象徴的な例が、ガーナにある日本の老舗研究所の動向であり、同研究所は新たな先端研究室を設置することで、その役割をさらに強化しています。

野口記念医学研究所は、1979年にガーナの首都アクラに設立されました。

 

これは、1920年代に黄熱病の治療法を模索し、1928年に現在のガーナで黄熱病により亡くなった野口英世博士にちなんでいます。

 


現在では、国際的なチームが西アフリカ全域で活躍しています。

昨年、研究所に新しいラボが加わり、疫学、免疫学、ウイルス学、細菌学の研究が拡大しました。疫学、免疫学、ウイルス学、細菌学などの研究を拡大し、最先端の研究能力を提供することで、この地域で重要な役割を果たすために、研究所はさらに発展しています。

 


野口研究所の所長であるアブラハム・アナン教授は、この施設が疾病対策の面で、地域でより大きな役割を果たすことになるだろうと語ります。

「西アフリカ地域が早期発見で対応できるようにするために、エボラ出血熱後の西アフリカで実験室の科学者を訓練する、第3国目のトレーニングを行っています。

 

 

 

その専門知識には、ガーナ人研究者が東京での研修中に学んだ「カイゼン」や「5S」などの日本の管理手法も含まれています。カイゼン」とは、あらゆる面で継続的な改善を図り、組織のあらゆるレベルの従業員を巻き込んで行う事業活動のことです。また、購買や物流など、組織の壁を越えてサプライチェーンを構成するプロセスにも適用されます。カイゼンでは、すべての従業員がイノベーションを提案することができます。

 


5Sとは、Sort(整理)、Straighten(整頓)、Shine(輝き)、Standardise(標準化)、Sustain(持続)と訳される5つの日本語を組み合わせたものである。5Sとは、Sorten(整理)、Straighten(整える)、Shine(磨く)、Standardise(標準化)、Sustain(維持)の5つの日本語を組み合わせたもので、効率と効果を最大化するための作業スペースの整理方法、その整理方法の維持方法、さらにはその整理方法を維持する方法を定めたものです。

 


野口記念館ウイルス学部の主任研究員であるクリストファー・ザアブ=イェン・アバナ氏は、最近のコロナウイルスの大流行を考えると、これらの方法論の使用は非常に貴重であると言います。

 


「研究室の作業スペースがどうあるべきかを整理し、設定するのに役立ちます。そして最も重要なことは、コヴィド-19のシーズンにおいて、この手法を用いて何千ものサンプルを照合し、処理できるようになったことです。また、インフルエンザや黄熱病、そしてCovid-19など、関連する他の感染症を診断できるようにするためにも役立っています」

 

野口英世は1928年に黄熱病で亡くなりましたが、記念研究所がその遺志を引き継いでいます

Courtesy Hideyo Noguchi Memorial Foundation


野口英世は92年前に黄熱病で亡くなりましたが、野口記念医学研究所が設立されてからは、後継者たちがその仕事を続けています。

東京医科歯科大学のウイルス学者である林隆也氏は、3年前から同研究所に勤務しています。ガーナでの活動は、日本の感染症研究基盤整備事業を介して行われています。

 

 

 


林氏は、特定の疾患に対する二人の研究の進展は、研究所が推進する貴重な共同研究を裏付けるものだと言います。

「ガーナ人の同僚がサンプルの収集を手伝ってくれましたが、これはガーナでの研究を進める上で非常に良い協力です。私たちは、ガーナ産デング熱ウイルスの分離に成功しました。

 


「能力開発は、日本の共同研究プロジェクトが行っているアプローチのひとつで、ガーナ人研究者の現地でのトレーニングも含まれています」。

設立から41年、野口記念医学研究所は、日本とアフリカの協力関係の一例としてだけでなく、病気と闘うための世界的な努力の一例として、改善と発展を続けています。

 

 

 

※Gen

野口英世・・・?

ロックフェラー財団絡みか?

 

 

 

 

 

 

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