COVID-19に対抗する日本の新技術
記者:クリス・バーンズ  更新日 27/08/2020

まず、3Dプリンタでどこでも作れる人工呼吸器。

そして、感染症を蔓延させないためのタッチフリーの3Dスクリーンです。

3Dプリンターで作る人工呼吸器

日本の医師が、宇宙技術を利用して地上で使用できるようにした、3Dプリンタで作れる人工呼吸器を作りました。

製作者の一人である石北直之博士は、電気を使わない点が画期的だと語っています。

「私たちのプロジェクトのルーツは、麻酔器を作ることです。しかし、今回のコロナパンデミックでは、人工呼吸器が必要になったので、システムを分離しました。

「足踏みポンプとエアコンプレッサー、あるいは空気と酸素があれば、人工呼吸器は十分に作動する」

 

3Dプリンターで作成でき、電気を使わずに動作する新しい人工呼吸器の4つの要素  Euronews


この人工呼吸器は、たった4つの印刷された部品でできています。

 

これは、国際宇宙ステーションに設置された3Dプリンタに設計図を送信することで、長期の宇宙ミッション中にも人工呼吸器を製作・使用できることを示しています。


石北さんは、この人工呼吸器を無料で世界に提供したいと考えています。

「なぜダメなのか?なぜかというと、人を助けるということは当たり前のことだからです。だから、データを共有すれば、命を救うことができる」

 

 

タッチフリーのスクリーン ASKA3D

パンデミック時にも接触を減らすことができる発明があります。広島で開発された「ASKA3D」は、空中に3D映像が浮かび上がり、指で操作できるタッチレス・スクリーンです。

「ASKA3D」と名付けられたこのスクリーンは、液晶ディスプレイをホログラムのように空中に投影します。

 

すでに美術館やショールーム、コンベンションなどで使用されています。また「ASKA3D」を使えば、消耗しないし、病気も感染しないので、安心して使うことができます。

 


ASKA3Dの生みの親は、新幹線に乗ったことが切っ掛けだったという。

株式会社アスカネットの大坪誠は、新幹線の中で景色を眺めていた時にアイデアを思いついたという。

「出張中に新幹線の車窓を見ていたら、

 世界が立体的に見えてきたんです。
 その厚さ10mmの窓に光の情報をストックすれば、

 空撮を具現化できるのではないかと直感しました」

「想像力次第で可能性は広がります。映画館、多くの人が集まる公共の場、駅の券売機、ATM、自動車、あるいは工場の汚れた環境でタッチパネルに触れないようにするために。"

画面に触れる必要がないので、消耗を防ぐだけでなく、COVID19をはじめとする、表面に触れることで感染する可能性のあるあらゆる病気の感染を防ぐことができます。

 

 

 

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