企業のトップの多くが「伝え方」を重視する。


米国の巨大企業ゼネラル・エレクトリック社の
ジャック・ウェルチ元CEOは
自身の後継に選ばれなかった2人の候補者に
電話でなく、ジェット機に乗って足を運び
直接”桜散る”と告げたという。


いい情報を伝える役目は
皆、喜んで引き受けるもの。


言いづらいことを
いかに正確に、丁寧に、遅滞なく伝えられるか。


そこに…
個人の人間性が表れるし
組織が伸びていけるかどうかの鍵がある。


「危機的状況下では
 互いに隠し立てすることなく
 相手に誠実に接しなければならない」。
 と日産自動車のカルロス・ゴーン社長は語る。
 
欧米型の経営には
ドライな成果主義、競争主義の印象が強いが


相手の立場に立った言動
皆が伸び伸びと能力を発揮できる
雰囲気づくりの大切さは万国共通だ。


ただ方針を伝達するのではなく
目的は何なのか、なぜ今、それが必要なのか等
分かりやすく、丁寧に伝えることは
物事を前進させる基本であろう。


その姿勢を自身に言い聞かせたい。

モンテーニュの『随想録』に
「真っすぐな櫂も水の中では曲がって見える。
 単に物を見るだけではなく
 いかに見るかということが大事」
という一節を見つけた。


人は、自身の人生を歩む中で
例え、自分は、
「真っすぐな櫂」であったとしても
他人からは、曲がって見える場合もあるだろう。
それゆえ、辛い思いや悲しい思いを心に抱く。


物の見方は
各自の価値観に左右される。


たとえ“曲がった櫂”と見られたとしても
自分が真っすぐであり続けることが
何より大切ではないだろうか。


どんな時も前向きで明るく朗らかに進む。
そう心を定めた人は強い。


何があっても負けずに
人生を生き抜いていく。


その挑戦の姿は
“鯉の滝のぼり”のような繰り返しである。


「真っすぐに
  試練に負けず
   のぼり続けた者」


それが…
真の勇者であることを忘れてはならないのだろう。

大人は言葉中心で意思疎通するが
子どもは言葉よりも感覚を重視する。

そして…
時には大人以上に本質を鋭く理解する。


自分の思いを、すらすらと正確に
言葉で表現できる子どもは少ない。

しかし…
表現できないからといって
「分かっていない」わけではない。

時と場合によっては
子どもは大人以上に鋭敏だ。


子どもの秘めた力を信じられるかどうかで
親子関係は随分と変わるだろう。


信じればこそ…

できることは子どもに任せ
自主性を伸ばすことができる。


信じられないと…
子どもの行動に過度に干渉し
伸びる芽を摘むことにもなりかねない。


荒れていた自身の思春期時代
学校に呼び出された母が
教員に言った言葉は…
「ちゃんと前を向いて頑張れる子だと信じています」


何があっても子どもの力を信じ抜く。
その母の姿勢が
大きな励みになる。


木を植える場合
大風が吹いたとしても
強い支えがあれば倒れない。


「信じる」ことこそ
大樹を支え育てる最大の滋養となるのでは
ないだろうか?