「最新の流行」を聞かれると
ファッションや音楽、言葉、お笑い芸人に至るまで
思い浮かべる人は多いのではないだろうか。
心動かされることを伝えるから、共感が広がる。
この連鎖が拡大すれば流行となる。
「流行」について、電通の調査結果が興味深い。
流行を拡大させる人は「影響を取り入れ うまく反応し、発信する」人という。
その割合は20代、30代の青年が多く、男性よりも女性が多いことが分かった。
はやり廃りの激しい現代社会。
世間の流行を追い求め、華やかさに浴しても、はかないことだ。
むしろ、変化変化の世の中だからこそ
時勢に流されない、確固たる自分を築くことが肝要であろう。
「流行」の語源をたどると『孟子』にある。
人徳は、急使で命令を伝えるよりも、速く浸透するという意。
なるほど、人格の力は偉大である。
先人の言葉に…
「蘭の香りのように人徳の薫り高い人と交わって
あなたの蓬のように曲がっていた邪信は
麻のように素直な正信になった」
優れた人格は、相手の徳性まで引き出していける。
磨かれた人格は、友の心を強く引きつけて離さない。
人間主義という本来、意味するところの「流行」を求めていきたい。