秋の深まりとともに、日々、南下する紅葉前線。
「今年の色づきはどうだろうか」といった会話も始まるころ。
年ごとにモミジの染まり具合が変わるのはなぜか。
それは「アントシアニン」という
〝紫外線から体を守る効果のある色素〟のつくられ方に理由がある。
〝昼夜の寒暖差が激しく〟〝紫外線がよく当たる〟ほど
この色素が多くつくられるという。
植物学者の田中修氏は…
「紫外線や強い光という有害なものが多ければ多いほど
植物たちは色あざやかに魅力的になるのです。
植物たちは、逆境に抗して美しくなるのです」
と述べる。
だからこそ人は…
わが身の最終章を
燃え上がるような美しさで飾る一葉一葉に
人生を重ねるのだろうか。
苦労を経験した分だけ、自らの境涯が大きく広がる。
苦衷の友に、心の底から寄り添えるようになる。
苦をば不幸せと逃げまわり
楽をば幸せと錯覚すのではなく
苦をば成長の糧と乗り越え
楽をば成長の毒と心を鼓舞し
苦楽共にうちあわせ
人生を謳歌していく中に…
世界に一人しかない色鮮やかな魅力的な人に
なれるのではないだろうか。