物事を「頭に入れる」とは

「しっかりと記憶する」こと。

それを「腹に入れる」と

「事情を理解し、心得る」ことになる。

私たちは、知ってはいても、できないことのほうが多い。

しかし…

その「知識」をどれだけ「経験」として

生かせるようにするか。

「頭」から「腹」へ――

それが…

本当に「学ぶ」ということだろう。

経験豊かな人を、よく「いぶし銀」という。

人生で学んできた人の実力と魅力の輝きといえる。

しかし、ある先輩が語っていた。

「いぶし銀は、若いころにギラギラしていたからこそ、輝きが出るもんだ」と。

経験は財産。

が、大切なのは

失敗を恐れずに、目の前の課題に挑み続ける心。

それこそが

経験を輝かせるものにちがいない。

「希望は経験によって強化されはするが

 経験がその源ではない。

 その源は

 今まで人の行なったためしのないことも

 行ない得るという確信である」

と思う。

私たちの人生は

いわば毎日が未経験の連続だ。

ゆえに、その日々を「良く生き抜こう!」と

前へ進む心が、自身を飾る。

成長を確信し

自身の革命に励む行動こそ

自分の未来を輝かすのではないだろうか。

四季といえば…。

普通は、「春夏秋冬」(しゅんかしゅうとう)

の並びですよね♪

でも…。

私は、「冬春夏秋」(とうしゅんかしゅう」

の並びの順が正しいのではないだろうか?

と時々思うことがある。

冬に始まり、春、夏、秋の順ではないのか?

今の自分は、毎日をそれなりに頑張っているかもしれない。

しかし…。

ちょっと意識を変えてみれば

もっと頑張れる自分がいるかもしれない。

そう考えるのであれば…。

今は、試練の冬に奮い立つ時。

そして…

希望に芽吹き、努力をする喜びの春を迎え

その歓喜と感謝の思いを胸に

苦難に挑戦し、鍛えの夏を経て

成長を刻む秋へと結実する。

一回り大きくなった自分は

試練の冬をまた迎える。

昨年より高い目標に向かい

果敢に挑戦することを決意する時。

この毎年の積み重ねが

成長し続ける人生の節目となるとなるのでは

ないだろうか?

山の文学者・深田久弥氏は

人に人格があるように、山には“山格”があるといっている。

氏の著書『日本百名山』を批評家の小林秀雄氏は、こう評した。

山を人間なみに扱えるようになるには

どれほどたくさんの山々と

実地に付き合わなくてはならなかったか。

私に山の美しさを教えたのは著者であった

と…

遠くから眺めるだけでも、確かに山は美しい。

しかし、山の本当の魅力は、登る人が知っている。

山道に咲く草花や景色を眺め

時には山の怖さも味わう。

そして…

登りきった時の喜びを知っているからだ

人生の険難は、よく山にたとえられる。

それは…

苦難は決して行き止まりなのではなく

出あうたびに登り越えて

何かを得るものとの意味をもつのではなかろうか。

目の前の山を登ることだ。

山に登れば、ともかく足は鍛えられる。

鍛えられた分、次のもっと大きな山に挑戦できる。

この繰り返しである。

そして…

登った山頂から、もっと広い人生が見えてくる。

山登りのコツは…

早歩きではなく

淡々と登り続けることだという。

苦労をしても歩み続ける人からは

苦難の山に挑む人間の強さと美しさを学べるんじゃないだろうか。