人とかかわることを避け…。

“本を読むことが勉強”と考える作家志望の青年に…

文豪・吉川英治氏は「時代錯誤」と言った!


 「きょうの生活の最前線に立って

  実社会に働いている人こそ

  ほんとの文学を体験し

  ほんとの時代人である」。と…。


氏の信念は「我以外皆我師」。

現実の中で力強く生きる庶民から学び続けた。

「三十なお一学生、四十なお人生の一学生、五十まだ学んで足らない」

と述べている(「草思堂随筆」)


そう考えたとき、自分自身は…。

どう社会の中で、人と接し、人とかかわり、人と語らい…。

自分自身を磨き、輝かせていくことができるのか?


どんな環境であれ…

自分自身の心に「我以外皆我師」を抱ききっていくならば

周囲への"報恩感謝の心"が生じ…。


きっと自分のような一見価値のない汚い原石であったとしても…。

いつかは、永遠に素晴らしい光を輝かせていくダイヤモンドのように…。

魅力的な人格へと変換していくことだろう♪





エッセー「父の根気」

(城山三郎著『打たれ強く生きる』所収、日本経済新聞社刊)

の中に…。

ある芥川賞作家の父親の話がつづられている

作家は

高校時代にぐれて

警察の世話になった揚げ句

郷里を捨てて東京へ出た。

そこへ

父親からはがきが届き始めた。

非を打つわけでもなく

さりげない近況の知らせばかり。

ある時は故郷の風を運び

ある時は台所のにおいを漂わせた

そのはがきは7年間で2000通に上った。

父は無償の愛を注いだ。

根本のところで…

息子を信じ切っていた。

こんな話を聞いたことがる。

ある後輩が、仕事に失敗し、やけになって、生活が荒れた。

周囲は失望した。

だが、一人の上司だけは

「世界中が見放しても、私だけは信じてやりたい……」と。

祈り、いっしょに苦しんでくれた上司の姿を見て

彼は立ち上がった。

こんな時だからこそ

人を強く信じ

抱き締めるように励まし

お互いの成長を祈っていきたい。

「他人を信ずる自分自身は、自分を信ずる他人を育てていく」

他人を信じる自分自身こそが

人を信じ

人に尽くす

立派な大樹に成長するのだと思う。


冬の星天は、ひときわ美しい。

またたく光は…

はるか彼方から長遠な時間を経て

私たちに降り注ぐ。

宇宙は壮大だ。

その探究の旅は約400年前

イタリアのガリレオ・ガリレイが

“筒眼鏡”を夜空に向けた時から加速した。

月面の山や谷、無数の星の集合だった天の川

――当時の天文学の常識を覆す発見。

しかし、周囲の眼は冷たかった。

“彼が筒眼鏡に惑星を張り付けたのだ”と難癖をつける者もいた。

その後も…

天文学者たちが示す宇宙の実像は

にわかには受け入れられなかった。

“あり得ない”という世の人々の固定観念。

しかし…

ガリレイら学者たちは自身の信念を貫いた。

彼らの真理探究への執念が

新たな発見を生み出す原動力となった。

人は、誰でも何か新しいことを

決意し行動を起こしたとき

未聞ゆえに他者からの批判にさらされる。

しかし…。

自身の挑戦の息吹

勇気の行動が

必ず、周囲を変革すると確信する。

既成の壁を打ち破る力は

自分一念に備わっているものだと思う。