トマトの主要な遺伝子の8割が解読された。
野菜ではジャガイモ、キュウリに続く3番目。
人気のある野菜だけに栄養に富んだ品種を作るなど
遺伝子レベルでの改良が注目されている。
なぜ遺伝子が品種改良に役立つのか…。
簡単に言えば、遺伝子は設計図だから。
だが…
設計図だけで家が建たないのと同じで
遺伝子だけでは何の役にも立たない。
遺伝子は細胞という生きた組織の中で初めて
その設計図が生かされる。
情報や知識だけでは「変わらない」のは、人生も同じだ。
「こうすればいい」「ああすればいい」と
いくら考えを巡らして立派な図面を描いても…
実行に移さなければ、現実は変わらない。
この社会の組織について、ある活字を目にした事がある。
「桶の中で小芋を洗っても、途中で飛び出すと汚い皮がむけない。
我々もこの社会という組織において…
人と切磋琢磨するなかで、さまざまな自分の性格の欠陥が
芋の皮がむけていくように落ちていく」――と。
人間は人間によってしか磨かれない。
他人の成長を我がことのように喜べる自分に…。
何より期待を寄せ、励ましを送れる自分に…。
この社会という「生きた組織」の中にこそ
自身の人生の設計図を実現させる
真の成長があることを忘れてはいけないと思う。