「子どもの質問には

『答える』以上に『応える』

ことが大事ですね」。

ある保育士の友が語っていたのをふと…

思い出した。


花が散った桜の木を見て「また咲くの?」

と尋ねる園児。


「咲くよ」とだけ返すのは「答える」だ。

ここで園児の言葉の奥に

「なぜ枯れた花がまた咲くのか」

という疑問があるのを見過ごしてはいけないと思う。


「不思議だね」と受け止め

開花に至る仕組みを丁寧に教えると

園児の目は輝きを増す。


そして次の質問も――

そうした心弾むやりとりが「応える」ことだという。


真意をくみ取ってもらえる喜び。

「何でも聞いていいんだ」という安心感。

それが子どもの探究心に拍車をかける。

一番よくないのは「そんなこと当たり前でしょ」という態度。


子供だけではなく、大人でも…

日常茶飯事にこういう場面は、有り得るのではないだろうか?

例えば、夫婦、恋人、友達…。


誰とでも、何でも語り合える雰囲気があるところは…

明るい。

だから人も集まる。

人が集まるから、楽しいし、成長ができるのではないだろうか?


ほとんどの車で装備されるようになったエアバッグ。

実は、宇宙でも活用されている。


先駆けは1997年、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・パスファインダー。

当時、財政が逼迫し、火星探査の予算は約3分の1にカット。

しかも、3年間で結果が出せなければ、予算打ち切りという厳しい条件が課せられた。


いかにコストを削減するか。

苦心の末、NASAは着陸方法に着目した。

従来の、高価なロケットの逆噴射でブレーキをかける方法ではない。

火星に着地する直前、エアバッグで探査機を包み込み、地表でバウンドさせた。

これにより低コスト化が実現。

火星探査の新時代を開いた。


恵まれた条件が、必ずしも物事を成功させるとは限らない。

コストにせよ、時間にせよ、「制限」があるから、無駄をなくそうと努力する。

斬新な発想や工夫も生まれる。


“挑戦の心”さえ制限しなければ、困難はむしろ新たな飛躍のチャンスとなろう。

十の困難があれば、二十の力を出す。

百の障害があれば、二百の力を出す。


「有り難い」という字は、難が有るとも読める。


難が有るからこそ、人は…

喜びを感じることが、できるのかも?

難が有るからこそ、人は…

有りがたいと感じることが、できるのかも?


困難を喜びと感謝に変える自分でありたい。


いつも新しく、いつも変化している。

なのに変わらないものは何?――

それは人間ではないだろうか!


約60兆の細胞からなる人間。

その一つ一つの細胞は、絶えず新しい細胞に入れ替わっている。

1年前の自分と今の自分をつくっている細胞は全く別物。


しかし自分に変わりないのが、生命の不思議だ。

人体を構成する分子が

絶妙なバランスを取りながら

高速で入れ替わっていることに

着目した生物学者の福岡伸一氏は


「この流れ自体が『生きている』ということ」と…

新たな生命観を打ち出した

(『生物と無生物のあいだ』)


生きていることは

「絶えず新しくなっていくこと」

でもあり…

「絶えず挑戦すること」にも

通ずるのでは、ないだろうか。


だが…

物事に慣れて、新鮮さを失うのも人間だ。


慣れることで、日常生活が円滑に送れるのも確かだが

慣れが惰性に陥れば、大切なことを見失いがちだ。


ある方から、こういうことを聞いたことがある。

『「ありがとう」と言っていく中で

 「今まであたり前だと思ってきたこと全部が

 「ありがとう」という感謝すべきことであふれました』と…


自分を支えてくれる人のことが分からなくなったら

それは成長が止まっているサインではないだろうか。


まずは自分が変わること!

感謝の思いを声に出して伝えていきたい。