先日のハシゴ映画の2本目~
小栗旬さん。星野源さん主演のこちら。
グリコ・森永事件をモチーフにしたクライムサスペンス。
これ、観る要因の一つになったのが脚本が野木亜紀子さんだったこと。
『アンナチャラル』も『MIU404』も大好きなドラマ。
キャストもこの二つのドラマに関わった俳優さんたちが出てるし、とても楽しみにしてました。
ストーリーは~
新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、昭和最大の未解決事件の真相を追う中で、犯行グループがなぜ脅迫テープに男児の声を吹き込んだのか気になっていた。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)が父の遺品の中から見つけたカセットテープには、小さいころの自分の声が録音されていた。その声は、かつて人々を恐怖のどん底に陥れた未解決事件で使用された脅迫テープと同じものだった。
グリコ・森永事件。
子供のころの話なんでそんなに覚えてるわけじゃないけど、
キツネ目の男の似顔絵と、
当時、「グリコと森永のお菓子を食べるんじゃない」と言われた記憶はあります。
そんな事件が元ネタになってるんで、そんな内容だったんだと改めて思いました。
ということではなく、
この話の本題はこの事件で使われた脅迫テープ。
脅迫の声に使われた3人の子供たちの話でもありました。
主人公の一人の曽根俊也、
彼は妻子と共に普通に生活をしていたけど、とあるテープを発見し、幼い時の自分の替えが使われたとこに驚愕。
確かに自分が知らないうちに犯罪に加担してたことが分かったら俊也と同様に罪の意識に苛まれると思う。
事件に関わったとされる伯父のことを調べるうちに徐々に分かってくる真実と、同様に声を使われた子供たちの消息。
その二人のその後の人生というのが壮絶で、
声を使った結果を本当に分かっての使用だったのか、
本当に切なかったし犯人に対しての怒りしかわいてこなかった。
内容は本当に重い。ただ最後まで見ごたえのある作品でもありました。
そしてこの作品とハシゴしたのが『望み』。
どちらも重くて、終わった後、どっと疲れました。
さすがに久々のハシゴで重い作品続きすぎ。メンタル不安定な時に観たらヤバかったかもしれない…