10月末から11月上旬は大好きなイベントで忙しい時期だった。
だけどコロナ禍でいうことで、毎年行ってた東京国際映画祭に行くことは断念。
春に引続き益子の陶器市も中止ということで、色々切ない秋となってます。
というわけでもないけど、久々に映画のハシゴ
まず1本目のこちら。
『望み』
「クローズド・ノート」「検察側の罪人」などで知られる雫井脩介の小説を原作にしたサスペンスドラマ。
原作は読んでないけど、チラシを見ていて気になったんで行ってきました。
ストーリーは~
一級建築士として活躍する石川一登(堤真一)は、誰もがうらやむような裕福な生活を送っていたが、高校生の息子が無断外泊したまま帰ってこなくなってしまう。その行方を捜すうちに、彼が同級生の殺人事件に関わっていたのではないかという疑いが浮上してくる。たとえ被害者であろうとも息子の無実を信じたい一登、犯人であっても生きていてほしいと願う妻の貴代美(石田ゆり子)。二人の思いが交錯する中、事態は思わぬ方向へと突き進んでいく。
ぶっちゃけものすごく重いけど、
色々考えさせられる話でもありました。
行方不明になっている息子が殺人事件の加害者かもしれない…
とある可能性の一つに過ぎない状況の中で、あたかも加害者家族として扱われ、社会的に追い込まれていく一家。
無実を信じたい父と生きていることを願う母。
そんな両親の元、複雑な思いを抱える妹。
何より恐ろしいのはあたかも犯罪者の家族として扱うマスコミと社会。
『しらゆき姫殺人事件』でもそうだったけど、報道という世間一般に情報を発する立場の人間がこんなんでいいのかと思わずにはいられない。
脚色ではなく、
まさにその通りとして思えない。
相変わらずマスコミはマスゴミであったということが分かっということと、
なんかね、私も気をつけなきゃって思うんだけど、
たぶん容疑者であろうかという人でも、推定無罪という言葉もあるんだし、確定する前に大っぴらに犯罪者扱いするのはやってはいけない
と…
すごく重いけど見ごたえある作品でした。