東京国際映画祭での鑑賞作品。
コンペティションに出品されていた中から時間が合うものをピックアップしたのがこちら。
『アマンダ』
2018年のフランス映画です。
鑑賞したのは10月29日。
映画祭行けた日の上映も多くなかったし、
あんまりフランス映画との相性よろしくないけど内容良さそうだったんで鑑賞することに決めました。
そして、一番びっくりだったのが、映画祭のグランプリに選ばれたということでした
んでこの作品も鑑賞時は自国での公開の数週間前とのこと
ストーリーは~
便利屋業をしているダヴィッドは、パリに出てきたてのレナに出会い、恋に落ちる。しかしその直後、姉の突然の死によって彼の人生は無残に壊れていく。ダヴィッドはショックと辛さを乗り越え、まだ若い姪っ子アマンダの世話をしながら自分を取り戻していく。
フランス映画あんまり相性良くないけど、これは良作でした。
ダヴィッドと姪のアマンダ。
全く面識のない姪っ子とかではなく、
英語教師をしている姉に代わり学校へ迎えに行ったりとダヴィッドとアマンダの関係は良好ではあるけど、
それはあくまでもアマンダに対してダヴィッドに責任がないからという部分もあると思う。
突然訪れる姉の死。
作品の中で語られることはないけど、
突然目に映る、場違いな映像。
一瞬何が起こったのか頭が真っ白になるけど、場所がフランスということを含め、
これは現実に起こりえることなんだということと、
姉の身に何が起きたのかがたやすく分かる。
この作品は、姉の死後、残されたアマンダと共に前へ進もうとする彼らのお話。
作品の中で重要な内容が語られることは多くないけど、
映像から読み取ることもできるし、
無駄な部分を一切削ぎ落とした結果、シンプルだけど心に伝わる作品になってました。
監督のミカエル・アース
鑑賞後のQ&Aで色々語ってくれた中で一番印象だったのが、アマンダ役の女の子のこと。
子役として活躍してる子を選んだのではなく、
学校などで待ち伏せしてスカウトし、その中から選考するワイルド・オーディションという閃光の仕方をしたのだとか
そして主演のダヴィッド役のヴァンサン・ラコスト、
今まで存じ上げない俳優さんだったけど、フランスでは若手のスターらしい。
失礼(笑)
今年映画祭で鑑賞した作品は合計3本。
かなり遅れちゃったけど何とか記事アップできました(笑)
昨日の『世界はリズムに満ちている』は公開未定だけど、
この『アマンダ』は日本でも公開が決まっており、
来年初夏にはシネスイッチ銀座にて公開するそうです。
気になる方はしばしお待ちを~