('22年3月 更新)
年齢を重ねたりして、
いよいよ、というときになったら、
まずやっておきたいのは、
頼れる葬儀会社を見つけること。
(ちなみに、葬儀会社のタイプとしては、
大きく分けて次の4点)
★専門葬儀社
★ネット系の葬儀社
★冠婚葬祭の互助会
★JA(農協)が提供する葬儀サービス
該当する会社は、
★専門葬儀社
(例)
・燦ホールディングス https://www.san-hd.co.jp/
★ネット系の葬儀社
(例)
・鎌倉新書 https://www.kamakura-net.co.jp/
・ユニクエスト (小さなお葬式)
https://www.osohshiki.jp/company/
★冠婚葬祭の互助会
(例)
・ベルコ https://www.bellco.co.jp/
・日本セレモニー(典礼会館)
★JA(農協)が提供する葬儀サービス
【見積もり費用のおもな内訳】
葬儀サービスの費用だと
・祭壇と枕飾りの一式代
・ひつぎ代
・搬送費
・(安置場所の)使用料、ドライアイス代
・エンバーミング代(湯かん代)
・スタッフの人件費
・式場の使用料
など
葬儀サービス外の費用だと
・食事代、返礼品代
・僧侶へのお布施
など
ネット系の葬儀社には、
セットプランを設ける所もある。
《費用を賄うときの、おもな3点のポイントとして、》
・セットプランに惑わされない
… 『プランに含まれた内容』と、
『追加料金がかかる内容』を把握する
・見積書は詳細か否か
… 費用の項目ごとに料金が記載されて、
単価と条件が明確な業者は信頼度が高い
・『総額』を必ず聞くこと
… 『変動費の見込み』を含めた総額を聞くこと。
返答を渋るような業者は、要注意。
※ いずれも、
ただ費用の安さを重視しただけのプランなら、
《ひつぎが老朽化していることも多い…》
などということもあったりして、、
後悔しやすいため、注意!
※ 格安の小規模葬 を得意とする業者もあれば、
大規模葬 を得意とする業者もある。
事前に見学して、雰囲気を確かめるのもあり。
◆ ◆ ◆ ◆
準備しないままだと、
いざその際に動揺したまま探すことになって、
その会社の評判を見極める余裕もなく
依頼してしまうことにもなりうる。
葬儀会社の選択が適切であれば、
葬儀や告別式の施行だけでなく、
そのあとの墓や供養や、各種士業者の紹介など
幅広い項目の相談も可能。
見極めとなる前提は、
『個人情報の守秘管理』が重要ポイント。
生前の相談で、
《本籍・家族形態・信仰など》を知って、
看取りの後は、死亡届などと
手続きの一部を代行する事は、
重大な個人情報を扱う業務。
そこでは、
・『PIP認証』 《情報管理の的確さを認証する》
(一般社団法人:日本葬祭情報管理協議会)
や、
・『プライバシーマーク』
などの認定マークを表示していることが、
現代的な要請に応じている目安になる。
大手の葬儀会社は、社会的な信用が高くても、
葬儀の適切な対応については、
スタッフや担当者の、個人の資質によるところが大きい。
また、大手でも、あまりに分業制になる場合は、
情報の拡散が心配…。
逆に、規模はともかく、
その地場で古くからある地域密着の葬儀社は、
それだけ信用度が高い傾向にある。
そこで、担当者の見極めは、
・料金プランの説明がわかりやすいか
・相見積もりの相談にも、気軽に応じてくれるか
を基準にしたい。
葬儀会社が必ずやらないといけない
おもな3点は、
・納棺
・霊柩搬送
・火葬
見積もりは細かいほど好ましいとは限らないけど、
この3点に最低限いくらの費用が掛かるか
聞くのが賢明。
(加えて、人によっては、
・お布施や、お花や、遺影写真など、
個別の要望に沿って追加される)
あと、気を付けたいのは、
葬儀会社に、
看取った本人の搬送や安置と保管をお願いしたら、
その会社のホールを使ってお葬式をする流れに
なってしまうこともよくある、
ということ。
葬式とは、
・再送儀礼:
故人への対応と宗教的儀式を併せ持った葬儀
・告別式:
社会的な対応
この2点によって構成される。
葬儀会社に、関係するすべてを委託する前に、
葬式とは何か:
(どのような形式を本人は望むのか)
を中心に考えたい。