家族で過ごした8年間 | pandaの活動と日記

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埼玉県登録団体
彩の国動物愛護推進員
動物取扱業二種届出済
Hope to Life チームZERO公式ブログ

2015年5月
埼玉県動物指導センターに負傷収容されました
 
 
収容された時の写真を見れば
ドロドロになった脚
動く力も残って居ない
ガリガリに痩せ細った身体
 
 
このまま
センターで死なせていいのか?
 
毎日、生きる事が大変で
空腹を満たす事が大変で
 
必死に地を這い
1日、1日を乗り越えて来た猫さん
 
瀕死の状態であっても
決して生きる事を諦めず
呼吸をして居る猫さん
 
収容期限満了の日を迎え
呼吸を止めず頑張って居る命に
更に過酷とも言える
人の手を加え呼吸を止めていいのか?
 
 
今もその気持ちに何一つ
かわりありません
 
引き出す
引き出して治療してあげる
出来る限りのことをして駄目だったとき
この猫さんの尊厳を守ってあげられたと
思います
 
自己満足なのか...
 
 
センターに収容される猫さんは
粗、負傷猫です
脚が片方ない、片目がない
癌に侵されている状態
本当に様々です
 
助けても
ご家族にして頂く事が出来なければ
猫さんは溜まって行く一方
治療して元気になったら
引き継いで下さるご家族を探さないといけない
 
 
センターに負傷猫が収容されると
元気になるまで治療するので
家族にして頂けませんか?
そんな呼びかけを長い間して来ました
 
その呼びかけに
挙手して下さったご家族様
 
 
 
お名前は「めいちゃん」となり
8年間
愛情を沢山、注いで下さいました
 
見違えるほど可愛いちゃんになって
 
 
 
めいちゃんは
センターから引き出し病院で色々な検査を
受けると
自己免疫性溶血性貧血だとわかりました
 
難病です
 
 
他の団体さんに聞いてみても
皆さん、予後が悪いと
 
全ての負傷猫を受け入れ
治療にあたって下さった主治医
 
入院して治療が始まりました
いつも先生にお願いすることは
出来るだけ通常の日常が送れるまでに
してほしいと
 
 
退院の日を迎え
助けてあげたいと挙手下さった
ご家族様の元へ
 
 
半年に1回の健康診断
体調を崩せば病院へ
 
めいちゃんの表情をみても
愛情を注いで頂いて居た事が
良くわかります
 
そんなめいちゃん
突然、寛解していると思われた
溶血性貧血が再発し
医療に掛けるも
 
お空へ旅立つことになった
 
悲しいご連絡が参りました
 
センターに収容された時の写真
 
救いだした猫さんの画像は
全て保存して居ます
1頭、1頭が過酷な環境から助けだされた
事を忘れない為に
 
8年間
ありがとうございました
 
この写真を目にしても
助かるかもしれないと0ではない可能性を
信じお声掛け下さり
本当にありがとうございました
 
8年間
ご飯の心配をすることなく
快適なおうちの中で首にバンダナを
付けてふんわりリボン
大切にして頂きありがとうございました
 
保護猫ってこういうことだと思ってます
どんな状態であっても
こんなにピカピカになって
幸せを掴みとれること
立証したかったんです
 
保護猫って
負傷猫も老猫も居るんです
本当の殺処分0って
どんな状態の子も助けないとならないんです
 
幸せでした8年間
助けて良かったと心から思います
 
助けたいと優しいお気持ちを
全うして下さったご家族様に
感謝