高田郁の「あきない世傳 金と銀」1〜13のシリーズが終わってから発刊の約束をされていた「特別巻 下」が、2024年3月8日第一刷発行されました。
今回も謂わゆるスピンオフです。
五鈴屋八代目の店主・周助の暖簾を守るための迷いと決断を描く
「暖簾」、
江戸に留まり、小間物商「菊栄」店主として新たなアイデアに取り組む菊栄の活躍を描く
「菊日和」、
そして、私も心配していた幸の妹である結のその後の生活を描く
「行合の幸」、
還暦を迎えた幸が夫である五鈴屋九代目店主・賢輔と五鈴屋の暖簾を守るために、後世に商道を伝え次の100年を目指す
「幾世の鈴」
この四篇の短編集です。
「買うての幸い、売っての幸せ」このテーマは
永遠に続いています。
この商道を伝える五鈴屋オリジナルの覚書なるものが「世傳」なのです。
これで終わりではなく、結と幸の再会、そして結の娘(姪)と幸との初顔合わせが、今後の新刊があれば、ちょっと楽しみです‼️