執筆協力!タイ、メコン諸国ビジネス企業トップインタビュー | 中小企業の経営参謀「税理士星川」の戦略、税制、法務、海外展開のお役立ちブログ

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中小企業の経営参謀税理士星川が、経営に役立つ(…と思われる)情報や、日々の活動を綴るブログです。

バンコクで大変お世話になっているアジアのトップビジネススクール、
サシン経営大学院の藤岡資正先生の書籍が、
日本で発売になりました。
大変僭越ながら、私も執筆協力者の一人として
名前を連ねさせて頂きました。

『タイの経営、日本の経営』
『「タイの経営、日本の経営」
 -企業トップが語る新興国ビジネスの要諦ー』
(カナリヤコミュニケーションズ、2015)
という書籍です。


この書籍は、アジアのビジネス情報誌エヌエヌエー社(NNA)の
NNAアジア版の連載企画、『アジアの経営、日本の経営』で
取り上げられたインタビュー記事から
12のタイトルを再編集したものです。

○なぜ、マンダムは東南アジアで成功を収めているのか?
○今や伊藤忠商事の筆頭株主となった、タイ巨大財閥CP社と
 明治乳業(当時)の合弁の秘訣
とは?
LION、ワコールをタイに浸透させたタイ企業サハグループの
 当時のやり方とは?

このような内容を含む12のインタビューが収録されています。
企業トップの生の声から、経営の要諦を知ることができます。

この連載企画は、タイで活躍する企業の経営トップに
藤岡先生が企業の戦略、経営課題、経営者の経営に関する考えなどをインタビュー
するというもので、日系企業の他、タイのローカル企業、さらには
タイで活躍するグローバル企業のトップを紹介するという極めて珍しい
ものです。

<タイ有名ローカル企業を知るツール>
企画のきっかけは、盤谷日本人商工会議所(トヨタ、丸紅をはじめ
名立たる日系企業が会員となる、上海に次ぐ国外で2番目に多い会員数を
誇る経済団体)の会員企業から、
「日本企業の動向はよく情報交換するのでよく触れる機会はあるが、
タイローカル企業の情報がほとんどない。もっと知りたい。」と
いう要望に応えることだったようです。

タイで生活していても、なかなかその実態を知ることが
できないタイローカル企業の事業の概況や経営戦略、
経営者の日本企業に対する見方など、タイ、ASEANでのビジネスを
行っている、又はこれから進出するというビジネスパーソンには、
多くの気付きが得られるであろう内容が盛り込まれています。

タイへ向かう国際線の搭乗待ちの時間に是非手に取って
頂きたいです。
私は、成田空港の三省堂さんで、ついつい文庫や新書を購入して
しいますが、是非、三省堂さんに本書を置いて頂きたいと思うのです。

<新興国ビジネスの要諦を知る入門書>
タイをはじめ、新興国でのビジネスの運営上必ずといっていいほど
課題に挙げられる「ヒト」の問題について、本書では
多くのページを割いてインタビューを紹介しています。

「同じアジア人」、「親日的」、「話せば伝わる」
ともすると日本人は、タイ人と日本人の類似性に注目し、
マネジメントを甘く見たり、うまく行かないことを、
「タイ人だから…」という割り切り(諦めという責任転嫁)で
片づけてしまいます。
現地で成功している企業がどのように従業員をマネジメントしているか、
動機付けしているかという点をケースとして知ることが
できます。

外国の人たちが多く集まるカフェなどで、異文化の理解を
考えるシーンで本書の紹介されている取り組みに触れてもらいたいです。
丸の内の丸善さんにも、是非本書を置いて頂きたいです。

<企業トップの経営マインドに触れられる教科書>
法律、会計というバックグラウンドで仕事をしてきた
私の視点からは、企業トップの方々が口にされる戦略や
藤岡先生の学問的な整理は、経営学の教科書として
新鮮な興奮を覚えながら執筆の協力をさせて頂きました。

製造拠点が、消費市場へと変貌するASEANでの販売戦略とは?
日本の家電メーカーの衰退の原因とマーケティングの関係とは?
現地化を進める中で、変えていいモノと変えてはいけないもとは?
日本企業に求められる国際化の課題とは?

企業トップの実際の経営に対する姿勢、考え方を通じ
経営戦略の具体化、また学問的な整理に触れることができます。

是非、タイ現地で活躍されるビジネスパーソンには、
手に取って頂き、ご自身のビジネスの参考にして頂きたいです。
バンコク紀伊國屋さんには、すでに陳列をお約束頂いております。

出版の企画段階から、「タイ関連本」は、すでに日本企業の進出も進み、
書籍販売市場を刺激する要素に乏しいということで、
「踏み込んだ特徴を」出したいと、出版社からも助言を頂いていました。

単に「タイの概要を伝える」という領域からさらに踏み込み、
今年末に予定されるASEAN経済共同体(AEC)時代に日本企業が
この地域で闘って行くための要素を盛り込んだ書籍に
なっていると思います。

この書籍をお読み頂き、サシン経営大学院、そして藤岡先生のお話を
お聞きになりたいという方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。

なお、HOPのクライアント様には、バンコク出向中に多大なる
ご迷惑をお掛けしましたお詫びを込めて、在庫が許す限り、特価にて
販売させて頂きますのでお気軽にお問合せ下さい。

-会社経営のワンストップサービス‐
HOPグループ
税理士、司法書士、社労士、行政書士が集う専門家集団。
中小企業のかかりつけ医として、起業から事業承継、そして相続対策など幅広くサービスを提供します。
さらに、タイを中心に「東南アジア進出支援」も行います。お気軽にお問合せ下さい。

税理士法人HOP
税理士、行政書士 星川 望
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