母の還暦のギフトの話です。
先日、母が還暦を迎え、そのお祝いに絵を贈りました。
実家で一人で暮らす母は、また一つ歳を取ることについて、
節分の豆を食べるのが大変になる、くらいにしか思っていないだろう
とは察するのですが、せっかくなので思い出になるものを
あげたいなと考えた次第です。
兄は、学生時代から家を離れ、北海道で結婚。
私は、結婚直後に単身バンコク。
子供も孫もめったに実家に来ることはなく
寂しい思いをしているかなと勝手にセンチになってみました。
還暦のお祝いも誰も駆けつけることはできないので、
「何か賑やかなものを贈ろう」と
思案した結果が絵でした。
もちろん自分で描くことなどせず、ネットで見つけた
似顔絵屋さんに依頼。
「似顔絵 還暦」で検索すると、同じようなショップが思った以上に
たくさんあり、戦略、マーケティングなどに興味がある自分としては、
これは厳しい競争だなぁ、お客さんにどうやって
自分たちのサービスを伝えているんだろうか・・・と興味は
抱きつつ、考えてる時間もあまりないので、
差別化を目指しているであろう各種コンテンツなどを
開くこともせず、トップページのサンブルをさっと
見てお店を決定。
コンテンツはもちろん大事ですが、
私のようにせっかく作りこまれたコンテンツを見もしない
消費者もいるんだな。やはり入り口は大事だなぁと思いながら
注文をクリック。
完成した絵がこちら。
うん、すごく似ていると思うのです。
日本のテーマパークでも、バンコクのMBKでも似顔絵の経験はなく、
初めてでしたが、自分の奥さんと、義理のお姉さん以外
鼻筋が描かれていないところも忠実で、団子鼻の優性遺伝、
血のつながりを感じるいい絵です。
還暦のお祝いに家族が集まることはできないので、
せめて絵の中で集合しておこうと。
我が家の赤ちゃんもせっかくなのでおばあちゃんに
抱かれているところをと。
こんなリクエストをしました。
「想いをカタチにしてもらい大変満足です。
サンプルの写真よりもいい笑顔で描いて頂き、、
母は『みんないい笑顔で楽しい絵だね』と喜んでいます。
すごくいい思い出になります。」
この場で似顔絵本舗さんに口コミを添えてお礼を。
還暦を迎えることなく天国に行ってしまった父から
「ずるい、ずるい」とブーイングが来そうですが、
ここに父を描くとホラー的になり・・・
また将来わが子が混乱するのではないかという理由から
見送った次第です。
絵の後ろに『相続落語のチケット』を添え忘れたのは、
HOPを長く離れていることによる落ち度です。
「長生きのリスク」を口にする母に対して、
ビルの屋上の縁に立っている人が、転落するかどうか
その危険性が「リスク」なのであって、飛び降りたら
もうリスクは無くなるね。
長生きってのは、もう「リスク」ではないから
諦めて楽しんで生活してくださいと、
自分なりのメッセージを。
少しでも多く孫の顔を見せに行くという照れ隠しで
実家に帰ろうと思うのです。
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中小企業のかかりつけ医として、起業から事業承継、そして相続対策など幅広くｻｰﾋﾞｽを提供します。
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税理士、行政書士 星川 望
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