昨年の春、次男と京都・奈良観光をして以来のことです。
まずは三宮から新快速で京都駅へ行き、嵯峨野線に乗り換えて嵯峨嵐山駅へ向かいました。
神戸からの所要時間は1時間半弱、日帰り旅行にはちょうどよい距離です。
9時半頃に駅に到着してまずは渡月橋を目指します。まだ道端の店も開いてるところはまばらで、人通りもそれほど多くはありません。
それでも中国人とおぼしき団体ツアーが目立ちます。
駅から歩くこと10分あまりで渡月橋に到着。
桜や紅葉の時期はさぞかし美しいのでしょうね。
そして嵐山を眺めながら橋を渡りました。
教育が行き届いているのかもしれません。
有名な観光地でも、強引な客引きのせいで印象が台無しになってしまうこともありますが、ここ渡月橋は、観光客の人数は多いものの、全体に静寂な雰囲気が漂っていて、私のように一人で歩いても不快な思いはしませんでした。
その後は旅行雑誌のお勧めコースに従って、世界遺産の天龍寺へ。
足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建立したそうです。夢窓疎石による曹源池が美しいですね。
この辺りは竹林が非常に多いようですが、ここも静寂な雰囲気です。
特に初夏に散歩したら気持ち良さそうです。
掛けられている絵馬などを見ると、「これ以上髪が薄くなりませんように」など髪に関する願掛けがほとんどです。
私も絵馬こそかけませんでしたが、大事な髪の毛が少しでも長く残るようお祈りしておきました。
昔からは未婚の皇女が身を清める場所だったそうです。あの秋篠宮ご夫妻も参拝されたことがあるようです。
京都駅に戻り、天気もいいのでコンビニでお昼を買って、屋外で食べることにしました。
向かったのは電車からも見えた梅小路公園、ちょうど梅の時期で、紅白の梅が綺麗でした。
昼食後はJRのガード下をくぐって南側に出て東寺に向かいます。こちらもよく電車から五重塔を見ていたのですが、訪れるのは今日が初めてです。
真言宗の総本山で、こちらも世界遺産です。
観覧ポイントは五重塔に加え、講堂・金堂の3箇所です。特に多くの国宝・重文の仏像が並ぶ講堂と金堂は、中も冷んやりして、居並ぶ仏像が密教の世界を表現しています。
昔、松山にいた頃、石手寺というこちらも空海と縁の深い寺が近くにあり、その寺の裏側が昼でも薄暗く、不気味な仏像が並んでいて薄気味悪かったのですが、その場所を思い出しました。
五重塔は、普段は公開されていない内部が期間限定で公開されていて、少しだけ得した気分になれました。
ところで、京都観光をしていると、競馬ファンの私としては、名所の名前が冠されたレース名が思い浮かびます。
渡月橋ステークス、桂川ステークス、太秦ステークス、さらに昔は菊花賞の前哨戦でもある嵐山ステークスというレースもありましたね・・・。
京都競馬場のレース名は他の競馬場に比べ優雅さがあります。
神戸に来て、阪神競馬場には二度ほど足を運びましたが、まだ京都競馬場には行っていません。
淀競馬場のある宇治といえば平等院鳳凰堂も近いので、そのうち平等院観光も兼ねて京都競馬場にも行ってみたいものです。