今日は今年初めての家族全員での遠出でした。
行き先は、昨年一度企画しながら悪天候のため延期した広島方面。
一昨年のGWに私と長男は尾道・福山方面へ二人旅をしたのですが、広島市方面へ行くのは子供たちにとっては初めての経験となりました。
朝は7時に家を出発、途中コンビニで朝食を買って奥道後方面から
今治を目指します。途中、山道にはかなり雪が残っていました。
まだ早朝で外気は氷点下という寒さで、我が家の車はノーマルタイヤなので路面凍結に注意しながらの運転でした。
しまなみ海道途中のPAで家内に運転を交替。広島方面へ行くところをそのまま尾道方面へ行ってしまい少し引き返すことになるという小さなトラブルはありましたが、10時頃に無事広島市内へ到着です。
最初の目的地は原爆ドームです。外国人観光客が目立ちます。
私も間近に見るのはかなり久しぶりのことです。
直近の修復工事は長男の誕生直後の2003年3月ということなので、
間もなく10年が経過するようです。
その後、平和式典会場となる平和公園を過ぎて平和記念資料館へ。
この資料館を見て人生観が変わったという人も多くいるようです。
小学4年の長男は一つ一つの展示を丹念に見学し、説明文もじっくり読んでいました。小学1年の長女と年中の次男はどこまで理解できていたかわかりませんが、何となく戦争や原爆の悲惨さは感じることができたのではないでしょうか。
当初は滞在時間は1時間程度と見込んでいましたが、予定をかなりオーバーして資料館を出たのは12時半近くでした。
昼食は市内中心部のお好み焼き屋「大晶」です。
「鉄板居酒屋」となっており、小汚いサラリーマン向けの店かと思っていましたが、清潔感のあるややシックな感じの店内です。
店を入ると左側で店員さんたちが注文を受けたお好み焼きをせっせと焼いていました。
見た目はかなり大きいのでとりあえず3品注文してみました。
「肉玉そば」、「すじコン肉玉」、「山かけヘルシースペシャル」です。
味はいずれも最高、また、そばが入っているためか、関西風のように小麦粉ぎっしりのお好み焼きに比べると意外にあっさりしていて結構食べられます。そこで「肉玉そば」に「もち」と「チーズ」をトッピングしたものを追加注文。これでみんな満腹になりました。
昼食後、腹ごなしに広島城へ向かいます。長男の「日本100名城」めぐりがさらに一つクリアされました。
広島城で勉強になったことが一つありました。
広島城には甲冑や刀剣の展示があるのですが、その中の刀に「赤羽刀」という表示があるものが相当数あり、長男から「なぜ?」と聞かれました。松山に引っ越してくる前、東京都北区の赤羽に住んでいたので気になったようです。
その場でネットで調べてみると、太平洋戦争終了後、日本の武装解除の一貫として数十万という刀剣が接収され、当時東京都の赤羽にあったアメリカ軍の兵器倉庫に保管されることになったそうです。
それらの刀剣は平成7年の関係法律の成立により全国の博物館に無償譲渡され、このように広く公開されることになったそうで、そのような刀のことを「赤羽刀」と呼ぶのだそうです。
広島城を後にして、次は呉市の「大和ミュージアム」に向かいます。私も今まで行ったことがなく、是非行ってみたいと思っていたところです。
まず館内に入ると10分の1サイズの戦艦大和に圧倒されます。
展示内容は大和に限らず、呉の海軍造船拠点としての歴史なども学ぶことができるかなり充実したものです。
また、大和の搭乗員らの家族に向けて書いた遺書・手紙などが多く展示されており、読む人の涙を誘います。
ここでも長男は熱心に展示物を見ていました。
帰りは呉港からフェリーで松山へ。
夕食は吉野家で軽く済ませ、21時過ぎに帰宅しました。
家族みんなにとって充実した1日だったと思います。
今年は長男も5年生になり、さらに家族全員で出かけることが難しくなりそうですが、できる限りこのような機会を作っていきたいものです。