レッグスルーやビハインドを覚えた小5女子の娘が試合で使わない。どうすべきでしょうか? | フープドリームズ【子どもの心技体を育てる地域コミュニティを民の力で運営しています】

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理念
1.未来を築く子どもたちの心技体の成長をサポートする
2.家族や地域社会の和を大切にし、永く楽しめる地域コミュニティを育成する

こんにちは。
フープドリームズのたかじさんです。


今日はフードリに寄せられたご質問に
北口コーチがお応えした内容を紹介します!


皆さんならどうお答えになるか、
質問(青字)をご覧になって考えてから、
回答をご覧になるのも面白いかもしれません。


それでは、質問をご覧ください。


↓ここから質問メール↓
いつもメール配信見て勉強させてもらっています。
ミニバス小学5年女子の父です。
ブルーレイを購入し、
内容を参考にしながら日々練習に励んでいます。


質問ですが、
レッグスルー、バックチェンジの練習をやっており、
比較的上手にできるようになったのですが、
試合になると全くや りません。


フロントチェンジはやりますが、
クセがあるようで見破られると通用しなくなり、
あたふたしています。
チームのコーチも
『せっかくできるんだからやってみな』
と言っても、
『失敗したらいやだ』
とか
『かっこつけているみたいでいやだ』
と言います。


本人がいやがるので強制はしないのですが、
周りの目を気にした考え方をどうにか
できないかと思っています。
確かに女子の試合
で、レッグスルーや
バックチェンジなど目にすることは少ないですが。


元々そんなに積極的な性格ではありませんが、
せっかく試合に出る機会も多くなってきたので、
少しずつでもチャレンジしてもらいたいと思っています。


何かアドバイスいただけたらと思いますので、
よろしくお願いいたします。


↑ここまで質問↑




さて、みなさんはどのようにお考えになるでしょうか?
お子さんの、選手の気持ちを一番大切にする
「アスリートファースト」
なコーチなら、どう対応するでしょうか?




良いコーチを目指すために
真剣に考えられる方は、
この↓の北口コーチの回答を見る前に、
ポイントをノートのまとめてから
読み進めていただくと良いと思います。







↓それでは、ここからが北口コーチの回答です↓



質問内容のポイントは、下記の3つです。


A 「周りの目を気にした考え方をどうにかできないか」

B 「確かに女子の試合 で、レッグスルーやバックチェンジなど目にすることは少ない」

C 「せっかく試合に出る機会も多くなってきたので、少しずつでもチャレンジしてもらい たい」


ポイント別の回答は以下です。


A:周りの目を気にするのは、
小学5年生から中学生の男女、
特に女子の思春期の特徴ですね。


しかし、これは、発育発達過程でいうと、
他の人といろんなことを比較しながら、
自分を客観的に見るという
大人への
成長段階でもありますね。


わかりやすく言うと、
「個性を活かすべきか?周りと協調すべきか?」
自分の立ち位置やバランスを
探っているというところでしょうか。
知識や技術(スキル)として理解していても、
「自分だけ違うことしたくない」と
いうことだとも考えられます。


こういう経験を積んで、個性を出していく部分と、
周りに合わせていく部分を、人間は、
その人なりに勉強していくのだと思います。


この課題の解決策としては、
あなたのチームの理想のドリブラーのイメージを、
選手たちに共有することが一つだと思います。


要は、レッグスルーやバックチェンジが、
「試合でかっこよく使えることが、合格点だよ」と。
私なら、タイミングを見つけてこう言います。


「うちのチームで、レッグスルーやバックチェンジが
一人でもできるようになれば、
みんながそのドリブルターンのディフェンスの
付き方を工夫するようになるので
チームは、
もっと強くなりそうだね」


「できる子がいれば、どんどん練習でも試合でも使っていこうね」

 
もしくは、
「男子は、レッグスルーやバックチェンジを
かっこよくするけど、女子でもかっこよく
できるのを見せようよ。できる子は、どんどんチャレンジしてみようね」




…続く



B,Cの回答は次回のブログに続きます。
皆さんも考えてみてくださいね。