
http://goo.gl/Qp58E8
たった1万人で、22万人の張学良軍を破った、
天才軍略家石原莞爾将軍の
裁判の流れがよくわかる1冊。
非常に痛快で、敗戦国となった日本において、
「ペリーを呼べ」「トルーマンこそが第1級の戦犯である」
「東條のような男やその一派が政権を握りえたという事実がすでに日本没落の一因でもあった」と
痛快でかつ本質をついた発言をしている点が非常に印象に残った。
敗戦の中、一切アメリカにこびず、堂々とアメリカのやり方や原爆投下の悲劇などを
徹底的に糾弾した方で、マッカーサーも世界的に名の知れた石原氏を戦犯にできなかった
という点がタイトルの本質なのでしょう。
さらに歴史を知りたいと思いましたし、
こうした姿勢から。、またこうした歴史から何を学べるか?
も大事だと改めて思いました。
現代日本にも同様の事を考えてしまうだけに
自分に力を与えてくれる1冊です。
<本書のポイント>
■私が現役に止まっていたら、あなた方アメリカ人にもっと金を使わせたでしょう。
戦線を縮少し、アメリカの補給路を延長させ、日華事変を解決すればもっとうまくやれたと思う
■対中国政策に関しては、東條と私との間に別に意見の相違はなかった。
なぜなら、東條という男は、およそプラン(作戦)など立てる男ではないからだ。
彼は細かい事務的なことはよくできる。しかし中国政策というような大問題に関しては全く無能だった。
彼は臆病者で私を逮捕するだけの勇気もなかった。東條のような男やその一派が政権を握りえたという事実が、
すでに日本没落の一因でもあった
■日本の真の敗因は、民主主義でなかったことだ
■オレは戦犯だ。なぜ逮捕しないのだ。裁判になったら何もかもぶちまけてやる。トルーマンこそ第一級の戦犯ではないか
■広島と長崎に原爆を落としたトルーマンこそが第一級の戦犯である