いつも、ありがとうございますぅ。山口です。
約400年前、「地動説」を唱え、教会から〝有罪〟判決を受けたガリレオ。
生涯、厳しい監視の目にさらされ、遺骸は礼拝堂から離れた一隅に葬られた。
死後も続く師・ガリレオへの冷遇に怒り、宣揚するために立ち上がった弟子がいた。
ビンチェンツォ・ヴィヴィアーニ。
彼は師の伝記を刊行し、全集を編さんした。
さらに、自らの遺産で師の記念碑を建てるよう遺言。
ヴィヴィアーニの死から約30年後、ガリレオの墓はミケランジェロの墓の向かいに移され、記念碑も設置された。
彼の執念は結実した(『伊東俊太郎著作集』第6巻、麗澤大学出版会)。
死刑を宣告され、毒杯を仰いだソクラテスには、弟子プラトンがいた。
刑死した吉田松陰には高杉晋作ら、維新の革命児たちがいた。
迫害、不遇のうちに世を去った師匠の真価を後世に知らしめる。
これ以上に美しい人生の劇はない。
気高く強い人間へと、自身を築き上げる道はない。
っと、言った人がいる。。。
師から弟子へ、弟子からまた弟子へ
この継承が、歴史を作ってきたのだろう。
高き崇高な志! 信念が人を強くする!!