レバノンで生まれ育ち、16歳という若さでフランスにてクチュールを学ぶために渡仏したラビ ケイルーズ(Rabih Kayrouz)は、数ヶ月間パリの老舗メゾンでインターンをした後に祖国に帰国、その後に自身のブランド、メゾン ラビ カイルー(Maison Rabih Kayrouz)をフランスにて立ち上げるために再び渡仏した。
今回のコレクションは“泡”がテーマとなり、ランウェイが水に浸されてモデルがはだしで水の中を歩くというパフォーマンスがなされ、会場には神父的な水中にいるかのようなものが音楽が流れた。
洋服の素材は、軽さや空気感を感じさせるものが多く使用され、イギリス刺繍やギピュール、艶のあるコットンに粗めに編まれたニット地などが目立った。
またクレープ加工を取り入れることで、生地の凹凸によってなされる美しいフォルムが自然な立体感を出した。
ウエストには細めのベルトがマークされ、清潔感のある女性らしいラインが強調された。
2009年のオートクチュール招待メンバー入り以来、オートクチュールとプレタポルテの中道をゆくスタイが評判を呼んでいる、今後の展開が注目のブランドである。
公式サイト : http://www.maisonrabihkayrouz.com/