「踏まれても/踏まれても/なお咲く/タンポポの笑顔かな」
アスファルトで固めた道路のすき間から、タンポポが可憐な黄色い花を風になびかせている。
〝がんばれ〟と心でつぶやきながら、通り過ぎた。
都会に春を感じる瞬間である。。。
タンポポのたくましい生命力の秘密は、大地深く懸命に伸ばした根っこにある。
なかには、地下1メートルになるものもあるという。
人の目に見えないところでの支えが〝成長〟の源になるのは、人間も同じだろう。
花を咲かせた後、タンポポの茎は一度、地面に倒れる。
種ができると、再び立ち上がる。
種をつけた綿毛が風を受けて、より遠くに飛べるようにするためだ。
自分が勝つために、そして次は、未来を託す世代のために、花は全力で生きている。
タンポポの英語名は「ダンデライオン」
〝獅子の歯〟の意味。
ギザギザの葉が、それに似ていることから呼び名が付いた。
たくましく心を燃やして、新しい出発を、毎日切ってまいりたい。
今日も1日、、、