この不況の中、増収増益を続ける企業の秘密、それは価値観を共有し、それが出来る社員を雇用し、全体的に価値観だけでなく仕事の様々な面を共有し、一枚岩にしていく事だと本書でわかる。
これが今の大企業になるとどうでしょうか?
例えば、課長は部長に上げるための報告を作り、価値観の統一などは二の次でまずは業績、という会社がほとんどでしょう。
こういう時代だからこそ、しっかり考えを明文化し、共有し、考え行動の指針にする経営方法が大事だと共感しました。
【本文要約】
■ビジョンを具体的レベルに落とし込んだアルマを活用
3C 社長にとっては社員もお客様
■社員一人ひとりの夢を吸い上げる
アップデート…自分、会社、家族、社会の夢
パーキングロット…緊急と重要にわけて張替える
ロジックツリー…夢→課題→計画→任務
■夢を目標数値に落とし込む
■社長になるための塾を開く
社長との差を数値化
■上限をもたずどんどん学んでもらい賞与に反映させる
手持ちの人材パフォーマンスをあげる
■社員同士でもサプライズを演出しよう
■社外のよい文化も積極的に取り入れる
■ホスピタリティー体験に両親からの手紙
■独りよがりのスーパーマンはいらない
価値観を共有できる人から幹部に抜擢
■しくみとしかけで組織は生まれ変わる
アルマを実践することの価値を高める
■権限委譲して現場の判断にまかせる
■社長はつねに見られている
■社員のプライベートも含めてサポートする
■ありたい姿と行動計画を、会社、個人、家族の視点で記入
■心理的ハードルを下げ、要望や改善点の成長のタネを書いてもらう
■個人の開発と環境の開発をしてはじめて期待した成果が得られる
■個々の社員の経験、アイデアをニュース形式で共有
■サプライズ創造の三つの要素
価値共有…サプライズこそホスピタリティー
経験シェア…ニュース
営業マニュアル…トップ営業マンの分身