250年前(10月23日)、偉業を成し遂げた人物が誕生した。
世界で初めて全身麻酔による手術に成功した医師・華岡青洲。
しかし彼の成功よりも、彼を支えた女性たちのほうが有名だろう。。。
“病に苦しむ人々を何としても救いたい”と、一心不乱に麻酔薬の研究に打ち込む青洲を、わが身を捨てて支えた妻や実母らの存在なくして、近代医学の飛躍はなかった。
その陰の功労は、有吉佐和子さんの小説『華岡青洲の妻』で広く知られるようになった。
青洲の故郷・和歌山には「婦夫波」という名所がある。
沖合の小島で二つに裂けた波が、再び寄り添うようにぶつかる光景を、そう名付けた。
女性に敬意を込め、あえて「夫婦」の字を逆にしたという。。。
近年、女性の活躍が取り上げられ、女性の時代といわれるなか、、、
歴史においても、今に始まらず女性が偉業を成し遂げてきたことは明白である。
逆に言えば、再度、女性へ敬意を、、、女性の力、女性を大切にする心なくして、大事業はなし得ないのかとも思う。