音楽偏遊 -6ページ目

音楽偏遊

最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

ふと気付くと、ブログを1年間更新してな~い!(* ̄Oノ ̄*)

なんだろうね。単なる怠け者ですな。いやいや、酒飲み過ぎて堕落してしまったのさ。ああ、毎晩呑んだくれさ。パソコンを仕事以外で触れることさえ最近ないからな。

今日も、たまたま見たい映画が深夜からしかないから、それまでの時間つぶしにネカフェ寄っただけ。その映画ってのは「fire by ルブタン」の3D版だ。世界のburlesqueショウの頂点、パリのCRAZY HORSEが、超高級ブランドと組んで生み出した「世紀の美」。伝説となったそのショウを追ったムービーさ。楽しみ、楽しみ!

そんなんで、久し振りに先月見に行ったライブなどをまとめてみようかな。1月上旬は色々忙しくライブは少なめだったけど、中旬以降はまた巡航速度に戻ってしまったたよう(笑)

  音譜    音譜   音譜

4日(土)2大都市ワンマンライブ 『だいぶやっちゃいます!in 東京』@渋谷 gee-ge
斉藤麻里ワンマン

8日(水)「MIDWEEK BURLESQUE」@渋谷 7th floor
Safi / Miwa Rock / 愛(ファイ from Buri Cama ) / Lily★Oriental Dynamite / 蜜子(from 無花果姉妹) / Violet Eva (from 紫ベビードール)
【MC】 Gilbert de Moccos (from 紫ベビードール)
【Stage Kitten】 Cherie (from 紫ベビードール)

11日(土)「女なめんなよスペシャル vol.4」@新宿 LOFT
チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン、ニューロティカ、オワリカラ、BARON(歌うボードビリアン)、ラ・サプリメント・ビバ、カシミールナポレオン

14日(火)「新春シャンソンショウ2014」@渋谷 O-EAST
ソワレ、かや、Ricky、大槻ケンヂ (筋肉少女帯・特撮)、浜崎容子(アーバンギャルド)、チャラン・ポ・ランタン
MC : 山田広野

15日(水)TINY SUN & atsuko @新宿 navicafe

17日(金)「赤グラ・スクランブルvol.8」@赤坂 graffiti
MEG-mi-TSUI(渋谷めぐみ+三井真一)/荒牧リョウ/ヒサ絵/PAL

19日(日)坂本麗衣+松岡里果 ゆるりツーマン@自由が丘マルディグラ

21日(火)「Night&Go」@下北沢 GARDEN
LADY,THE BITCH、サカセエレンOr、ond、purpleburg、プラグラムハッチ、大熊奈緒

23日(木)きたはらいく/初美/RIKUMARU@下北沢440

24日(金)谷康一ワンマン@新宿 navicafe
violin 河村舞子、guest: TINY SUN

25日(土)『飛び出せ!宇田川わんぱくジャンボリー~イーガル仕切り編』@渋谷 gee-ge
司会:アニー(紫ベビードール)、スティーブン(ボンクラ)
前座 : トム兄弟(立川亮&イーガル)
出演 : 歌劇団タンゴアカシアーノ(歌劇団体) / オナン・スペルマーメイドwith米澤一平&るっぱ(ドラァグクィーンとタップとサックス) / イーガル(ピアノ芸) / THE SOUL BONE CLUB(すごくうまいバンド) / 北野淳(大先輩) / ジルベール(ボーイレスク) / マカロニと世界(耽美担当)

ダウン ダウン

荒巻リョウ/中川テツタ/鎌澤良沙(RASA)@渋谷 terra plane

26日(日)「やもまり47都道府県ツアー企画 ~おもてなしできるかな!?~」@渋谷 gee-ge
斉藤麻里、やもとなおこ、松岡里果(奈良)、島かおり(富山)、sui(鹿児島)、ERIKA(∞Z/福島)、アンドウケイスケ(北海道)、きたむらアユム(高知)、松下元気(the sheep/沖縄)

27日(月)新宿ゴールデン街ソワレ10周年記念公演~シャンソン馬鹿一代~@新宿ゴールデン街劇場
ゲスト:美雲、蜂鳥あみ太=四号(ex.どっシャン)

29日(水)shibuya eggman × Avaivartika Presents "BEAT on the SPACE!!" Vol.2@渋谷eggman
Avaivartika/カムロバウンス/ガッツダイナマイトキャバレー/JOVO

30日(木)新宿ゴールデン街ソワレ10周年記念公演~シャンソン馬鹿一代~@新宿ゴールデン街劇場
ゲスト:山田広野(活弁映画監督)、トースティ

31日(金)荒牧リョウ & Jesse@下北沢LOWN


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〆て1月はライブorショウで計17本でした。

このスケジュールから明らかなように、今月はまさにシャンソン歌手のソワレ月間!ソワレさんが出ているライブを3回(14日、27日、30日)見ただけでなく、そのの他にも関係イベントが実は多数ありました。

ソワレさんは新宿ゴールデン街でバー「ソワレ」、新宿2丁目で「星男」という店をやっている。その星男でイーガルが、ソワレでチャランポ小春が働いている。25日はそのイーガル君仕切りイベントがあり、11日はチャラン・ポ・ランタン企画イベントだった。

またライブとは無関係に、1月もソワレや星男には何度も飲みに行ってるわけで、、、

ざくっと2日に1回はソワレ関連のどこかにいたような気がするなー。バーソワレのはす向かいの店には、8日に見た紫ベビードール関係者もおるし。まさにゴールデン街どっぷり。この界隈、刺激が多すぎて、楽しくて、楽しくて、何度終電逃して飲み続けたことか(笑)麻薬のような街だよ、ここは。


1月は久しぶりにTINY SUNの3人に2回も会えた。日程が合わず、昨年後半のライブにほとんどいけなかったのだが、こうして彼女たちの音楽を聞くとほこっと落ち着く。自分の肌に音楽がジャストフィットするとはこういう事なんだと思う!聞いていて、嬉しくて、楽しくて、ニヤニヤしてしまう。バンジョーやフィドラーが入り、カントリー/ゴスペルテイストのポップスが心地よい。いいグループです。


坂本麗衣ちゃんのゆるりワンマンに、何故か松岡里果ちゃんが参戦という訳のわからない企画も楽しかった。始まる前から予想していた通り、麗衣ちゃんも唖然とする天然ぶりで、里果ちゃんペースで進んでいく(笑)里果ちゃんの無敵ぶりに改めて親愛を感じた次第。斉藤麻里も、やもとなおこも、飯田舞も、みんな里果ちゃんにはやられてしまうんだよな。すごい愛すべきキャラだよね。時々無性に会いたくなってしまう、彼女も麻薬だなー。


ヤモマリで巡った47都道府県ツアーファイナルを昨年末に終えて、明けて2014年をワンマンでスタートした斉藤麻里は、相変らず勢いにのっている。26日にはヤモマリがツアーでお世話になった全国のアーティストを東京に招いて「お・も・て・な・し」する企画も楽しさに溢れていた。今年も斉藤麻里からは目が離せないな。


あと、とても感動する出来事がひとつ。きたはらいくさんのライブを見れたこと。初めて彼女を知ったのはあるコンピレーションアルバム。その中で一番気に入った曲を歌っていたのが彼女だった。

早速、amazonでアルバムを買った。タイトルは「そして、理解を」。これが名盤で、名盤で、この3~4年間、何度も何度も繰り返し聞いてきたんだ。ただ彼女は音楽活動を休止していて、ライブを見るというライブフリークの自分の根源的欲求はずっと満たされることは無かったのさ。

ところが昨年後半、八丈島暮らしから東京住まいになった彼女がぽつぽつとライブ活動を再開。このほどついに、そのステージを目撃できた。ああ、なんて幸せ。思っていたよりもずっと素朴で親しみやすくて、幸せそうな方でした。勝手に「少しやさぐれた矢野絢子」みたいな人かと思い描いていたが、外れてました(笑)とても、いい人だったなあ。お話もできたし、これから彼女のライブを時折見ることができると思うと、嬉しい限りです。



さあ、We are in 2014年。どんな年になるだろうね?


皆にとって、よい年になるといいね。







   
ふと気づけば2013年もあと3日。月日の過ぎる速きことよ。

などと詠嘆してる場合でなく、とにかく寒い!そして年の瀬!

年間いくつのライブを見たかざっと振り返ってみたら、208本!!

ふえー。たくさん見たなあ。それでも知り合いには300本超という猛者もいるから、それほどではないのだが。いや、そんなことないか(笑)


では、12月に見たライブ一覧をチェック!

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2日(月) 藤田悠治×河野圭佑×KAZU Live @渋谷JZ Brat

5日(木) 渋谷女子音楽会 @渋谷O-nest
ハナエ、水曜日のカンパネラ、野佐怜奈、おおたえみり、SAWA

6日(金) The 10th anniversary ONE-MAN SHOW! 「紫ベビードールがやってくる!in JAPAN  デラックス!」 @吉祥寺Star Pine's Cafe

7日(土)坂本麗衣&斉藤麻里ツーマンライブ~相棒はJ-45~ vol.3」 @渋谷gee-ge

9日(月)チャラン・ポ・ランタン ワンマンショウ『可愛いカンカン娘には旅をさせろ ~東京編~』 @渋谷WWW

10日(火)玉城ちはる Luxury Room ~臘月の間~ @渋谷JZBrat
玉城ちはる(vo) 斉藤アリア(p) 山地恒太(b)鈴木敦史(tp) 稲田 渉(ds) 成瀬英樹(g)

11日(水)Avaivartika 2nd one man live 「Cosmic Paradise」vol.2 @渋谷eggman

12日(木)LADY,THE BITCH presents 『 Kids of Groove 』 Vol.1 @渋谷eggman
フジヤマルーキー / ワタナベフラワー / LADY,THE BITCH

13日(金)hinaco oneman live 『and,darling vol.7』@渋谷loop annex

15日(日)ナンバタタン・ノ・ズレテルナイト vol.5 @渋谷O-nest
南波志帆、タルトタタン、ナンバタタン
    ダウン   ダウン
BANDシェア*ツーマンライブ~三井編~ @二子玉川・東京音実劇場
杉原由規奈/MEG-mi-TSUI

19日(木)THE SOUL KLAXON x bagpiper ally x 保刈あかねトリオ @横浜Thumbs Up

22日(日)エルナ・フェラガ~モ 特別ソロ来日公演!「気分はヴァンサンカン! 2013」 @渋谷・サラヴァ東京
エルナ・フェラガ~モ タッコ、アナベル ゲストダンサー:セキカオリ ナガイエリナ

25日(水)LADY,THE BITCH presents Christmas Party After live of "Kids of Groove"vol.1 @吉祥寺CRESCENDO

26日(木)平成デモクラシー @新宿LOFT
   ダウン    ダウン
Tiny Sun&安本美緒ツーマン @西新宿navicafe

27日(金)いいくぼさおり2013 PREMIUM LIVE ~年の瀬ワンマン~ @恵比寿・天窓Switch

28日(土)Sherry…presents「風船唐綿の実 Vol.12.5~ONE MAN PARTY”enjoy 2014″~」@新横浜Bell's

30日(月)管と唄 Vol.1 ~キムウリョン・樽木栄一郎・星羅・島裕介~@元住吉POWERS2


音譜 音譜 音譜

12月は19本。色々行ったなあ。年末は例年の事ながら、ワンマンが多かった!

日程が重複することもザラで、その中からどれを選ぶか呻吟。その結果は今の気分、嗜好が現れていたね。

紫ベビードール、チャラン・ポ・ランタン、玉城ちはる、Avaivartika、hinaco、LADY,THE BITCH、いいくぼさおり、Sherry...

選んだワンマンは、いずれ劣らず濃厚な豚骨味!余韻タップリの後味が最高!淡白な塩味も、あっさり醤油味でなかったことは確かだね。

全部書いていたら長くなりすぎるからやめておく。でも圧倒的なセクシーさとエンターテインメント性で興奮度MAXだった紫ベビードール、赤丸急上昇で武道館だって手が届きそうな勢いで大進撃を続けるチャラン・ポ・ランタンの2つのライブは特筆ものだった。

それに益々独自の世界観を揺るぎないものにしてきたオルタナティブなエレクトロロックバンド、Avaivartikaの実力とステージングは、もはや世界水準。日本なんてすっ飛ばして、早く世界にはばたいて欲しい!バンドの誕生前、アコースティックユニット「Blue Blue」時代からファンである自分としては、遠い存在になることは寂しいが。。

LADY,THE BITCHには、ぜひ世界に羽ばたくAvaivartikaの後に続いて欲しいな。まだまだ試行錯誤中だが、着実に他のバンドにはない魅力を膨らませているしね。数年後が楽しみだ!

玉城ちはるのワンマンでは、大きな決断の言葉が。永い間献身的に努めてきたアジア各国からの留学生ホストマザーを一旦休むと明らかにした。詳しくは本人のブログなどを参照して欲しいが、彼女の懐の大きさ、人間的な魅力、類まれな行動力ははかりしれない。このほど若者力大賞ユースリーダー賞を受賞したのも大納得だ。

このほか特に秀逸なライブだったのが、藤田悠治トリオのJZBratだ。KAZU、河野圭佑と紡ぎ出した音楽好きには堪らない心震える音楽空間は、記憶に残ることだろう。


今年の締め括りは、沢山のアーティスト総出のお祭りは回避。アコースティックでは最高峰のギターテクと、至高の世界観を作る樽木栄一郎と星羅らが、実力派トランぺッターの島祐介と絡みまくる愉悦の時を堪能。楽しかった!

なんだかんだ、今年はライブのペースが落ちると思ってたが、昨年に負けず沢山見たなあ。

さあ、来年も良い年になるといいな。
2013年11月に深刻に思ったこと。ちょっと太った(笑)

まあ仕事とか同僚との飲み会とかない日は、ほぼ毎晩のようにライブを見て、その後、ほぼ必ず飲み歩いてるから当然か。睡眠不足も新陳代謝を悪くするというし。

といって控えるかというと、そこまで深刻に感じてないんだな。ほんと、刹那主義な生き方。無計画で無目的で、楽観過ぎで。ちょっとだけ反省。



その点、明確な目標を心に抱き、音楽に人生をかけている彼女たちの生き様はすがすがしい。単に熱意だけだとうっとうしいが、磨かれた才能の輝きを伴うとき、それは単なる石ころではなく宝石となる。その輝きに魅入られてしまう。自分にない輝きならなおさらだ。



今月1日にワンマンライブを見に行った大和田慧も、自らを磨き続け、宝石としの輝きを放ち始めた才能だ。

出会ったのは4、5年前。その当時、彼女はMint Julepという3人組バンドのボーカルをやっていて、その懐かしい薫り漂う華やかな風のような音楽に惹きつけられた。ややハスキーでエモーショナルな慧ちゃんの歌声と、心地よく踊る大関麻子ちゃんのピアノ、奥野君が紡ぎだすアコースティックギターのリズムーーその3つが交じり合い、生み出される上質な楽曲は心を開放してくれた。何も考えず、その音楽に浸り、踊りだしたかった。

残念なことにその後、彼女らはソロ活動が中心になり、慧ちゃんはニューヨークへ旅立った。彼女が追い求める音楽を探しにいたったのだ。そこで、多くのミュージシャンらと交わり、自らの音楽に磨きをかけ、NYテイストのおしゃれでジャジーな大人のシンガーとして帰ってきた。

といってもNY滞在は短期だったが、彼女はその後も度々訪れている。NYを第2の故郷として、世界のシーンの中心でどっぷりワールドクラスの音楽につかり、自らの幅を広げてきた。その成果を存分に吐き出したのが、1日のワンマンだった。

ギター、ベース、キーボード、ドラムのサポートに、ゲストボーカリストも迎え、ジャズやゴスペル、カントリーなど幅広いジャンルの楽曲を歌い継いで行く。

見ていて思った。「自由だビックリマーク

そう、それこそがNYだ。ロックだ、フォークだ、クラシックだ、とわざわざ音楽を小さい領域に閉じ込める必要なんてない。どんな音楽だって、素晴らしいものは素晴らしい。感動的なものは、感動する。こだわらず、クロスオーバーして、最高を楽しめばいいのだ。

それこそ僕の信条。それが僕の音楽の楽しみ方なんだ。で、大和田慧ちゃんは同じ臭いがする気がするんだ。だから好き!!

音楽は果てしない。彼女にはどこまでも、どこまでも突き進んでいって欲しいな。


さーて、今月は他にどんな音楽と出会ったのだろうか。カレンダーを見てみよう。いつもは書かない演劇やショーもついでに記そうかな。


    音譜    音譜    音譜


1日(金)大和田慧ワンマン@中目黒・楽屋

2日(土)“郁彩presents「Diamond Eyes」”@赤坂 Graffiti
斉藤麻里、郁彩
   ダウン   ダウン   ダウン
“坂本麗衣レコ発記念ワンマンライブ「ロードムービー第13章~Jump!~」”@赤坂 Graffiti

4日(月)『やもまり47都道府県ツアーファイナル~おともだち何人できたかな!?~ツーマンライブ!』@渋谷 gee-ge
やもとなおこ、斉藤麻里

6日(水)MIDWEEK BURLESQUE vol.4 -Exotic Sensation!-@渋谷 7th floor
Miwa Rock、Bee TinyTot、Lady n@n@、無花果姉妹、Violet Eva (紫ベビードール)、KELLITA (from San Francisco)

9日(土)劇団江戸間十畳「明日は天気になる」@中目黒 Woody Theatre

11日(月)MEG-mi-TSUI、あべさとえツーマン@赤坂 Graffiti

12日(火)Girl's UP!!! vol.117@渋谷eggan
Avaivartika、Sheepdom、MAYU、ストロボサイダー、桐嶋ノドカ、平林純

14日(木)KOBUDO-古武道-~尺八・チェロ・ピアノコンサートOTOTABI-音旅-」ツアー@初台オペラシティコンサートホール

15日(金)坂本麗衣、吉井菜穂@西新宿 navicafe

17日(日)『円山町寄席~タンゴ☆テンスアニバーサリーファイナル!古今亭タンゴアカ@渋谷 7th floor
紫ベビードール、歌劇団タンゴアカシアーノ、イーガルとロアゾーナイフ、THE SOUL BONECLUB、古今亭駿菊

19日(火)東放学園Presents 6 days~毎日が日曜日~
@下北沢 GARDEN
たをやめオルケスタ、どぶろっく、ワクワクさん

22日(金)Sherry...presents「風船唐綿の実 Vol.12~Statice Release Party~」@渋谷eggman
Sherry...、Miyu Miyu、甲殻類、まり子

24日(日)The CASH@高円寺 Moon Stomp

25日(月)神山みさワンマン@西荻窪アートリオン

26日(火)" surround around "@渋谷eggman
LADY,THE BITCH、Big Mouth Choir、Suzu、デイドリームビリーバー

27日(水)「きらきらしたもの」@吉祥寺 Start Pine's Cafe
ヒグチアイ、カヨコ、ツルギ、藤田悠治、OAコレサワ×ひぐちけい

28日(木)SCHOOLamble by AWS@渋谷 eggman
Avaivartika、Shilpen、ストロボサイダー、HAPPY TAIL、RUNAWAY、PUSH
   ダウン   ダウン   ダウン
ファンファーレが聴こえたらVol.4@渋谷 Aube
キョロザワールド / ZENMAI / The Hand Claps / 鈴木理一郎 / Smile Brooks / キョロ沢理一郎

29日(金)渋谷めぐみ、安本美緒@西新宿 navicafe


    音譜    音譜    音譜


音楽をクロスオーバーして自由に楽しむって先に書いたが、今月見たアーティストの中でそれを地でいく突出した傑物が一人いる。

物凄い音楽的な才能の持ち主だあり、その境界なき無茶苦茶なふり幅で想像をはるかに超えるステージで毎回魅せてくれる。それは「イーガル」だ。

元々の彼は、日本有数の現代音楽のコンポーザーであり、優れたピアニストだ。だが、それにこれっぽっちも留まらず、宴会芸のようなソロの歌手・ピアノ芸活動(笑)から、熟女シンガーたちのシャンソンや歌謡曲のサポート、若い女性アーティストたちへの楽曲提供と自らも踊る競演、大道芸とのコラボ、ダンスやクラシックの音楽監督・演奏、モデルや役者も努め……

もはや、彼が何者か定義することは不可能。そのマルチな才能と愛嬌溢れる性格は、老若男女から愛されずにいられない(笑)


17日のライブでは、「イーガルとロワゾーナイフ」というグループで出演。その内容は、うーん、説明するのは難しいが大爆笑あり、心奪われる楽曲あり、知的興奮ありと、これぞオリジナリティ!他の誰もこんなステージはできないよ。

そして、この円山寄席は毎回、とてつもない個性派が結集するイベントで、とにかく楽しい。他では絶対見られないユニークなステージが次々と繰り広げられる。

例えば「歌劇団タンゴアカシアーノ」。この歌劇団を率いる立川亮の作り出す異世界は、いやはや。芝居と音楽のクロスオーバー、狂気とコメディと愛憎、面白いよ~。


この日はさらにさらに、あの「愛」をテーマに踊る、ポップでキッチュなバーレスクパフォーマンス集団「紫ベビードール」も登場。いやー、gee-geのあのアコースティックなステージが、まさにナイトクラブの舞台に。もちろんお色気たっぷり、激しくセクシーなダンスショウは必見だよ。格好いい!

どんだけ濃いイベントなんだ(笑)さすがビバちゃんグッド!


ちなみに毎月第1水曜日に、渋谷7th floorで21時から催される「MIDWEEK BURLESQUE」は、紫ベビードールのリーダー、EVAさんが主催するイベント。日本を代表するバーレスクダンサーたちがこぞって出演し、そのパフォーマンスを競う。見目麗しい妖艶な踊り子たちに、クラクラしちゃう。大人の夜を怪しく妖しく演出してくれるよ。



そうそう別の日にも書いたが、自分が新たに大注目したグループが、ゴスペルダンス集団「Big Mouth Choir」だ。そのステージ、とにかく楽しいよ~ニコニコ

もともと自分も教会の聖歌隊やってたこともあって、ゴスペルは大好きな音楽ジャンル。卓抜した歌唱力が求められるだけに、トップゴスペルシンガーの歌には、いつも心を奪われる。さらに幼い頃から沢山見させて頂いたミュージカルは、マイソウルエンタテイメント(そんな言葉あったかな?)この2つを融合させたのがBIG MOUTH CHOIRだ。

メンバーは沢山いて、ライブごとに8人ぐらいが選ばれているようなのだけど、それだけにその歌唱力は折り紙つき。そして女性メンバーはKARAのようにかわいく、男性メンバーはEXILEのように野生的。それがストーリー性のあるダンスをハゲシク歌い踊る。そのエンタテイナーぶりは新しくて、ワクワクする。

客席には彼らの出身教会のシスターたちもいたりして、日本では珍しい音楽空間を作り出している。26日に、わがLADY,THE BITCHの対バンで出演し、思いっきり楽しませてくれた。それにしてもマグダラのマリアのようなグループ名のLTBと、敬虔なBMCが共演させた渋谷eggman。面白いブッキングにニヤニヤしちゃいましたよ。ナーイスグッド!


今月はほかにも一言触れたいライブ、色々あったんだよなー。

19日のたをやめオルケスタと共演した2組がまた面白かった。あの浅井企画で鉄平さんの後輩でカン違い男の歌ネタで注目の「どぶろっく」。さらに、NHK教育テレビ「つくってあそぼ」のわくわくさん=久保田雅人だからねー。黒い番組裏話から、工作の伝道師直伝のつくりもの教室まで、ワクワクさせて頂きました。


今月は「やもまり」のツアーファイナルも。日本全国47都道府県を怒涛のようなスケジュールですべて歌い倒して、ついに帰ってきた彼女たち。これだけの体験すると、もう少々の事でくじけるkとない鋼のような強さを身についたのでは。一段と逞しくなった彼女たちのステージは、みていて頼もしく、その磨かれた盛り上げ方も素直に楽しめて、力つけたなあと思った。

斉藤麻里とやもとなおこ。心から尊敬し、これから益々応援していきたいね。


追記するなら、その斉藤麻里にまっこうから2日にツーマンを挑んだ郁彩。成長したよねー。類まれなる歌唱力と意思のこもった声。いいシンガーソングライターだよ。

そりゃあ、麻里ちゃんの方が何枚も役者は上だけど、それをわかっていながら対マンを挑む若手女性シンガーはそうはいない。その意気やよし!!

麻里ちゃんも、若手からの突き上げを受けて立つ責任を感じていて、その立場を楽しんでたね。郁彩は相変わらず、先輩を先輩と思わぬようなすごい事ズバズバ言って、周囲を驚かせていたが(笑)

郁彩はまだ心が定まってないようで、その危うさは今の彼女らしくて魅力でもある。ただこの先、音楽一筋に打ち込めるか迷いを断ち切る必要がいずれ来るのだろうな。いずれにしろ、彼女が将来楽しみな逸材であると、この日のツーマンを見に来たお客さんの多くが思ってることは間違いない。期待してるよー。