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「Grateful Girls vol.52」@渋谷gee-ge
出演:oa田中翠 →松岡美穂 →郁彩 →洋美 →岡澤愛津 →木下直子 →詩~uta~
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オープニングアクトは、ギター弾き語りの「田中翠」。
気が強そうな目、かわいらしい服、やさぐれ感ある歌。そのギャップが持ち味か。3曲だけで1曲目のタイトルは分からなかったが、2曲目の「空の狭いこの町」、3曲目の「大人のふり」と、なかなか良かった。特に背伸びする女性の姿がリアルに伝わってきた「大人のふり」は、引きつけるものがあった。
メインアクト1番手は、これも初めて見る「松岡美穂」。
声量たっぷりで力強く、よく伸びる深みのある声。間違いなく、自分好み(笑)彼女もギター弾き語りで、攻めている歌手だ。
特に度肝抜かれたのが、最初の曲の前奏や間奏でみせた左手親指だけ奏法?笑 なんであれが成立するのかよく解らなかった(多分、奏法に合わせて弦の音階を調整してある)が、親指だけで低音の3弦を押さえ、それをスライドしてコードを変えていく。そのため、左手が逆手のような変な形に。これが、意外にいいベース音になっている。面白い娘だなあ。
やもとなおことが「カオス理論」を歌う時、1弦だけ緩めて、ベンベンとベース音を響かす奏法が無茶苦茶に格好よいが、あれに通じるね。
また、好きな作家の乙一さんの作品を題材にしたという「マスター」は、彼女の奇才ぶりを見せつけた。世界の終末に唯一の生き残りが、自分を埋葬させるために作った人工知能を持つロボットの、芽生えた心に潜む哀惜や恨みを歌った曲。手塚治虫に通じる世界観を漂わす。
宮崎あおい似のかわいい外見とうらはらな攻撃性。惹かれるなあ。
1)SOS
2)好きな背中
3)空の上
4)マスター
5)FLY
2番手は郁彩。同じくギター弾き語り。
松岡美穂が良かっただけに、その後の郁彩がどう映るか興味深く見たが、いやー、やっぱり郁彩はさすが!素晴らしい!あの声、あの歌唱力、ぞくぞくするほど聞かせる。稀有な才能だよね。それでいて、今夜の出演者の中で最年少というから、末恐ろしい。
今夜は左手の人差し指にバンドエイド。アルペジオとかバーを作る時、気にしてる様子。それでも歌にも、ギター演奏にも勢いがある。
ワンマン後に続々と発表してきた新曲も、かなり磨かれてきて、ぐっとくる。特に「僕らの時代」では、堂々とこれからの時代は私達が作ると宣言。彼女の意欲と決意が、ひしひし伝わってきた。
一方で彼女はどこへ向かっているのだろう?これという方向性が、明白に伝わってこない。歌手としての器が大きいので、どこへでも行けそうなのだが。本人自身が話していた通り、迷っているのだろう。答えは簡単に見つかるものでもないだろう。
ワンマンを終えて、新しい模索を続けているのが分かるが、本人が手詰まりを感じているのかもしれない。それだからこそ、このタイミングでイギリス旅行を決めたのかもしれない。そう、ライブ翌日から1週間ほど、お姉さんが住むイギリスに遊びにいくのだそうだ。
今までの延長線ではない、全く違う環境にぽんと飛び込んでみる。言葉が不安でも、いろいろ冒険してみる。何事も百聞は一見にしかず。沢山の体験を通じ、心機一転できるだろう。視野も広がることだろう。「青年よ、大志を抱け」と遠い未来を指さしたクラークさんのように、ファンのみんなが郁彩に「行け」と指をさしている気がする。その成長を楽しみにしているのだ。
1)デッドライン
2)secret
3)僕らの時代
4)流れゆくもの
5)free
3番手は洋美。
彼女はハンドマイクで歌うので、サポートにギターとピアノの男性2人を引き連れてきた。そして彼女は白いロングワンピに長い黒髪をワンサイドにたらし、水も滴るいい女っぷり。とても透明感があり、のびやかで、きれいだ。そして、とても前向きで明るい!
個人的には、娘にしたい女性シンガーランキングやったら、間違いなく1番。こんな娘が欲しい(笑)
誰にでも愛されそう。そして、特に英語の歌、洋楽が上手いのだ!そういうシンガーが、実は大好き。その格好良い歌いっぷりにほれぼれしてしまう。
今夜のカバーがまたツボ!Billy Joelときたもんだ。
中学生のころ、一番聞きまくっていたのが、ちょうど発売されたばかりだった「THE STRANGER」というアルバム。そう、まさにそのタイミングでニューヨークに移り住むことになり、このアルバムの楽曲が巷に流れまくっていた。鮮烈なNYの思い出と共に、わが青春の1ページを飾っている。
その「THE STRANGER」の前に発売したアルバム「Turnstiles」に収録されていた曲こそ「New York State of Mind」だ。ショービジネスの本場で一旗あげようと向かったロサンゼルスを離れ、自らの故郷であるNYに舞い戻った彼の心境が、ひしひしと伝わってくる。
洋美は、実にうまく表現してくれた。わが心の故郷を。
1)涙
2)New York State of Mind (Billy Joelカバー)
3)You'll be Alright(カバー)
4)Bye Bye Yesterday
5)rough & love
4番手は岡澤愛津。またまたギター弾き語り。今夜の出演者7人のうち、4人がギター弾き語りだったが、それぞれ持ち味が違って面白い。
ただ、愛津ちゃんは「ハレルヤ」と次の2曲目までしか聞けず。次の予定が渋谷crocodileがあり、そちらへ向かう。彼女の後に、木下直子が飛び込みで2曲、そして最後のトリを退院したばかりの詩~uta~ちゃんがきっと盛り上げたことだろう。それも見たかったのだが、2人とも沢山ライブやってるから、また次回ということにさせて頂く。申し訳ない。
会場の後方にいたギタリストの三井さんとしばし話してから、店を出る。ようやく解禁になったようだから明かすが、三井さんは今度(3月14日@strobe cafe)、郁彩のサポートをする。こいつは楽しみ。斉藤麻里&三井真一の組み合わせも、ダブルJ-45の音色が絶妙に入り混じり、素晴らしいグルーブをいつも作っているが、郁彩&三井のペアではそれがどんな音になるか。その化学反応が、今から楽しみでしょうがない。三井さん、郁彩をよろしくお願いします。
さて、郁彩がどんな成長を見せて戻ってくるか。3月2日の高田馬場・四谷天窓は行けないので、3月5日の再びここgee-geでのライブを楽しみにしています。
では、crocodileでILU GRACEを聞きに行く。実はそこで三井さんの親しい久野友莉も出演中なのだが、それには間に合わなかったよ。
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「オーガニックなコトノハ」@渋谷Milkyway
出演:神山みさ →リアルフレイバー →清家千晶 →秋風センチメンタル →PEACESTONE
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今夜は、最近行ったライブの中でも、特に楽しみにしていたライブ。だって、神山みさちゃんと清家千晶が対バンするってすごいじゃないですか。FM富士とアキさんの影が見えるが(笑)、こうして2人を同時に見せてくれたことに大いに感謝です。2人とはFM富士の同じ帯番組の別の曜日にそれぞれパーソナリティをやってたんだよねー。
そしてさらに、密かに楽しみにしていたのがトリを努めた「PEACE$TONE」。今夜は彼らの結成1周年で、話題のグループだ。なぜ話題かって?それはすでに公けになっているから、ここで書いても問題ないと思うが、このグループの女性ボーカルASUKAこそ、実は初代モーニング娘の福田明日香なのだ。
メンバーの中でずば抜けた歌唱力とその声で、ゴマキも辻・加護もいなかった初期のモー娘の音楽に芯を通した彼女。人気は安部なつみだったかも知れないが、福田明日香がいたからこそ歌で勝負できたのは間違いない。確かASAYANのオーディションに出たのは12歳の時。その時点で抜群の歌唱力だった。それから14年?ボイストレーナーもしていたというから、大人になってその歌はさらに磨きがかかっている可能性が高い。純粋にシンガーとしての彼女の現在に、すごく興味があった。
しかも、来てから気付いたが秋風センチメンタルも対バンに。初めて彼らを見たのは確か、神山みさとの対バンだった池袋アムラックスホール。結構良くて感動したのを覚えている。その後も、たびたび彼らのライブを見る機会もあり、好きな男性デュオのひとつなのだ。
今夜はそんな実力ある良いアーティストばかり。楽しみにならない訳がない。
そんな贅沢なライブのトップバッターは「神山みさ」。
自称ゴスペルフォークシンガー。スクリーンが上がると、ステージにはギターを引っさげた彼女が一人。ルンペン帽を目深にかぶり、表情は分からない。初めて彼女を見るお客さんも多かったようだが、どんな歌うたうんだろうなーと軽く考えていたことだろう。
でも、彼女が歌い始めた途端に「おおっ、意外にすごいぞ」って目を見張るはず。それだけの歌力の持ち主だ。その反応を見たくて、周りのお客さんの様子を伺っていた(笑)そして、案の定、「おおっ」ってなり、ちょっと鼻高々な気分に
とにかく、彼女の歌には魂がこもっている。さらっと聞き流せなくない。一言、ひとことに心が、頭が反応してしまう。特に今夜は昨年のクリスマスに発売した新アルバムの曲を中心にしたセットリスト。まだライブで聴いたことがない曲が多く、じっと聞き入ってしまった。
そして何より個人的にうれしかったのが、2月生まれの自分のために(というか、そこにいた2月生まれの人全てにだが、笑)、彼女のオリジナルのあの名曲「バースデー」を歌ってくれたこと。あと数日で年齢を重ねる身として、これは響いた。
生まれたてのあなたに沢山のありがとう届けよう~
って歌が始まると、もうジーンとなりました。
新曲が多かった今夜の選曲だが、それでも最後はやはり神山みさの代名詞といえる「カタチのないもの」。心に沁みた。
【セットリスト】
1)光
2)夜のレインボー
3)タイム
4)バースデー
5)祈っています
6)カタチのないもの
2番手は「リアルフレイバー」。
アニソンと軽音を合わせ、和のテイストをまぶしたようなポップなグループ。小さいボーカルと滝川クリステル似のドラマーの女性2人に、ベースの男性という3人組。デジタルサウンドとアコースティックを取り混ぜた、明るい雰囲気がいい。
さあ、そして3番手は「清家千晶」。
今夜の編成は先日の新宿RUIDO K4と同じ、ウッドベースとアコギの2弦サポート。衣装は彼女にしては珍しい白と黒のツートン。Milkywayのステージの壁も黒一色なだけになんかモノトーンで、彼女に似合わない。
歌い始めた声も、錯覚ではなく、どこかモノトーンだった。本来の彼女は、その圧倒的でカラフルな声を響かせて、聞くものを圧倒する。何より彼女自身が夢遊病患者であるかのように、天然色の音に彩られ漂うように歌うのだ。そうして作られる世界観は、天上界に昇るような至福に満ちて、虜にされてしまう。
聞きながら、今自分の手元に花束があればと思った。その花びらを集めて、彼女のステージに降らせてあげられたのにと。ステージに花びらが舞ったら、きっと清家千晶のスイッチが入る。可笑しなこと言っているようだが、多分、間違っていないと思う。赤や黄色やピンクの花びらが、華やかな香りとともに自分の体を包んだら、そりゃあ嬉しくなって、夢幻世界へ飛び立てるでしょう(笑)彼女のそんな感覚が分かる自分もおかしいかもしれないが。
後から本人と話すと、彼女も今夜はちょっとやりづらかったという。でも、ちょっとしたきっかけで、突然変わるものなんだよね。最近の彼女の躁な気分なら、絶対良いライブに変わるはずなのだから。
ただ、モノトーンになったことで、装飾を削ぎ落とした彼女の歌唱力の凄さは、鮮明に浮かび上がった。「スミレ」の迫力、「Emily」のかわいさ、「ユラー」の陶酔は、何ものにも変えがたい魅力を持つ。
先日のバレンタインデーライブでは、玉城ちはるが同じ「Emily」を歌っていたが(この曲は2人の合作)、この曲に関しては僕は清家千晶のふわふわした浮遊感ある歌い方が好きなんだよな。彼女の「Emily」は絶品なのです。
最近のライブでは必ず歌っているスコットランド民謡「The Water Is Wide」を挟んで、最後はわが愛する「花唄ーハナウター」。ノスタルジックで、カラフルで、ありありと情景が浮かんでくるその歌詞とメロディに、頭は真っ白になり、うたに同化してしまう自分がいる。ああ、ああ、いい。
今夜はオリジナルのベスト4曲を歌ってくれたが、最近は少し他の曲もライブで聞きたいなあと思ってる。例えば「electric sense」とか「この体。」とか「裸と煙草」。聞きたいなあ。
【セットリスト】
1)スミレ
2)EMILY
3)ユラー
4)The Water Is Wide
5)花唄ーハナウター
ほんと、もっとライブしてくれればいいのに。ところが暫く彼女は制作活動に専念するそうで、次のライブはなんと2ヶ月も先の4月27日だという。えー、そりゃ、ないよ。でも、この仕込み期間に戦略的なプロモーションが立ち上がるなら、それには期待したい。これほどのミュージシャンが市井に埋もれていていい訳がないのだから。多くの女性シンガーソングライターを聞いている自分の一押しなのだから。スタッフとして動き出したアキさんに期待してます。
4番手に「秋風センチメンタル」。
女性ファンがすごい(笑)男性デュオで、ほとんどの曲をツインギターではもりながら歌うのだが、今夜は最初の「ありがとう」と「最後のチャイム」を一人がキーボードで演奏。
彼らの歌は暖かい。素直で素朴で親しみが持てるのだ。そりゃ、もっと個性的な方がキャッチーで人気も出るかもしれない。僕も男性デュオで好きなのは吉田山田やカケラバンクだし。それでも、秋風センチメンタルの楽曲には最も癒される。それが持ち味なんだよね。
最近聞いていなかったので、最新アルバムに収録された曲はみな始めて聞いた。その中で特に気に入ったのが、最後に歌った「飛行機雲」。分かりやすいアップテンポな曲ってのもあるけど、彼らの個性が一番生きている気がした。
【セットリスト】
1)ありがとう
2)日曜日
3)ピーマン
4)最後のチャイム
5)飛行機雲
トリは「PEACE$TONE」だ。
初めてみる彼らは、予想と全く違った(笑)でも、それは心地よく裏切られた感覚。とってもご機嫌な音楽で、思わず踊りだしたくなる。いや、実際踊ってしまったかも(笑)楽しいんだ、これが。
PEACESTONEは3人組。男女ツインボーカルで、男性がTERRA、女性がASUKAだ。それを支えるのがアコギ&エレキギターのやまんchang。やまんchangは基本的にエレキギターをぶら下げて演奏しているのだが、曲中で部分的にアコギを演奏する。そのため、彼の前にはスタンドに固定されたアコギが置いてあり、必要なときはその固定されたアコギをかき鳴らす。エレキがアコギにぶつからないように、少し腰を引いて演奏する姿が面白くて、思わず吹きそうになった。
この日は、その3人にベースとドラムのサポートもThe CAPTAINSから参加してくれていた。それにより、音に厚みが出て、二人のボーカルが生き生きとハンドマイクで歌い継いでいく。2人でメインのメロディラインではもるほか、TERRAはラップ部分を担い、歌の骨格をASUKAのボーカルが支える。mihimaruGTに似ている構成だ。
そのASUKAが、全く揺るぎなく音とリズムをピタッと当ててきて、すごい安定感を作り出す。素晴らしい歌唱力。まさに彼女がPEACESTONEの「背骨」なのだ。そこに装飾的な肉をつけていくのがTERRAのボーカルといったところか。
その音楽を称して「オーガニック・ミックスチャー」。彼ら自身による造語だが、そのダンサブルなオーガニックサウンドは、学生時代の友人と浮かれて騒いでいるハイな気分のよう。ほっとできて、楽しくて、親しくて、笑える。
彼らのそんな個性は多分、TERRAのキャラクターに負うところが大きい。裏表なく底抜けの明るさで、ぐいぐいと引っ張っていく。ステージのお立ち台にのり、客席を煽って一緒に踊りだす。常にどこか控え目に振舞うASUKAも、彼がなかば強制的にお立ち台に立たせて歌わせるなど、ムードメーカーとなっているのだ。
そして、ASUKAのボーカリストとしての魅力が最大に発揮されたのが「心のままに」。ポップな曲が多いなかで、この曲はほぼ彼女がソロを努めるミドルバラード。改めて、彼女の実力をたっぷりと堪能でき、思わず聞き入ってしまう。やっぱ、すごいわ。
昨年11月にリリースした彼らのデビューアルバム「ダブルファンタジー」は、すかさずゲット。後から何度でも聞いてみたくなる楽しさに満ちている良いアルバムだよ。
曲順はうろおぼえだがセットリストはこんな感じか?なんか違う気がするが…
1)不死鳥~フェニックス~
2)BOY MEETS GIRL
3)希望の芽~東北の友へ~
4)Happy Birthday 1,2 You
5)心のままに
6)雨上がりNEW STAGE
7)人生SHOW
うん、彼らのファンになりました。今度はもっと心を開いて、一緒に踊りたいな。
個性の違う、でも実力あるアーティストたちの饗宴。今夜のライブは楽しかったー。
「オーガニックなコトノハ」@渋谷Milkyway
出演:神山みさ →リアルフレイバー →清家千晶 →秋風センチメンタル →PEACESTONE
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今夜は、最近行ったライブの中でも、特に楽しみにしていたライブ。だって、神山みさちゃんと清家千晶が対バンするってすごいじゃないですか。FM富士とアキさんの影が見えるが(笑)、こうして2人を同時に見せてくれたことに大いに感謝です。2人とはFM富士の同じ帯番組の別の曜日にそれぞれパーソナリティをやってたんだよねー。
そしてさらに、密かに楽しみにしていたのがトリを努めた「PEACE$TONE」。今夜は彼らの結成1周年で、話題のグループだ。なぜ話題かって?それはすでに公けになっているから、ここで書いても問題ないと思うが、このグループの女性ボーカルASUKAこそ、実は初代モーニング娘の福田明日香なのだ。
メンバーの中でずば抜けた歌唱力とその声で、ゴマキも辻・加護もいなかった初期のモー娘の音楽に芯を通した彼女。人気は安部なつみだったかも知れないが、福田明日香がいたからこそ歌で勝負できたのは間違いない。確かASAYANのオーディションに出たのは12歳の時。その時点で抜群の歌唱力だった。それから14年?ボイストレーナーもしていたというから、大人になってその歌はさらに磨きがかかっている可能性が高い。純粋にシンガーとしての彼女の現在に、すごく興味があった。
しかも、来てから気付いたが秋風センチメンタルも対バンに。初めて彼らを見たのは確か、神山みさとの対バンだった池袋アムラックスホール。結構良くて感動したのを覚えている。その後も、たびたび彼らのライブを見る機会もあり、好きな男性デュオのひとつなのだ。
今夜はそんな実力ある良いアーティストばかり。楽しみにならない訳がない。
そんな贅沢なライブのトップバッターは「神山みさ」。
自称ゴスペルフォークシンガー。スクリーンが上がると、ステージにはギターを引っさげた彼女が一人。ルンペン帽を目深にかぶり、表情は分からない。初めて彼女を見るお客さんも多かったようだが、どんな歌うたうんだろうなーと軽く考えていたことだろう。
でも、彼女が歌い始めた途端に「おおっ、意外にすごいぞ」って目を見張るはず。それだけの歌力の持ち主だ。その反応を見たくて、周りのお客さんの様子を伺っていた(笑)そして、案の定、「おおっ」ってなり、ちょっと鼻高々な気分に

とにかく、彼女の歌には魂がこもっている。さらっと聞き流せなくない。一言、ひとことに心が、頭が反応してしまう。特に今夜は昨年のクリスマスに発売した新アルバムの曲を中心にしたセットリスト。まだライブで聴いたことがない曲が多く、じっと聞き入ってしまった。
そして何より個人的にうれしかったのが、2月生まれの自分のために(というか、そこにいた2月生まれの人全てにだが、笑)、彼女のオリジナルのあの名曲「バースデー」を歌ってくれたこと。あと数日で年齢を重ねる身として、これは響いた。


新曲が多かった今夜の選曲だが、それでも最後はやはり神山みさの代名詞といえる「カタチのないもの」。心に沁みた。
【セットリスト】
1)光
2)夜のレインボー
3)タイム
4)バースデー
5)祈っています
6)カタチのないもの
2番手は「リアルフレイバー」。
アニソンと軽音を合わせ、和のテイストをまぶしたようなポップなグループ。小さいボーカルと滝川クリステル似のドラマーの女性2人に、ベースの男性という3人組。デジタルサウンドとアコースティックを取り混ぜた、明るい雰囲気がいい。
さあ、そして3番手は「清家千晶」。
今夜の編成は先日の新宿RUIDO K4と同じ、ウッドベースとアコギの2弦サポート。衣装は彼女にしては珍しい白と黒のツートン。Milkywayのステージの壁も黒一色なだけになんかモノトーンで、彼女に似合わない。
歌い始めた声も、錯覚ではなく、どこかモノトーンだった。本来の彼女は、その圧倒的でカラフルな声を響かせて、聞くものを圧倒する。何より彼女自身が夢遊病患者であるかのように、天然色の音に彩られ漂うように歌うのだ。そうして作られる世界観は、天上界に昇るような至福に満ちて、虜にされてしまう。
聞きながら、今自分の手元に花束があればと思った。その花びらを集めて、彼女のステージに降らせてあげられたのにと。ステージに花びらが舞ったら、きっと清家千晶のスイッチが入る。可笑しなこと言っているようだが、多分、間違っていないと思う。赤や黄色やピンクの花びらが、華やかな香りとともに自分の体を包んだら、そりゃあ嬉しくなって、夢幻世界へ飛び立てるでしょう(笑)彼女のそんな感覚が分かる自分もおかしいかもしれないが。
後から本人と話すと、彼女も今夜はちょっとやりづらかったという。でも、ちょっとしたきっかけで、突然変わるものなんだよね。最近の彼女の躁な気分なら、絶対良いライブに変わるはずなのだから。
ただ、モノトーンになったことで、装飾を削ぎ落とした彼女の歌唱力の凄さは、鮮明に浮かび上がった。「スミレ」の迫力、「Emily」のかわいさ、「ユラー」の陶酔は、何ものにも変えがたい魅力を持つ。
先日のバレンタインデーライブでは、玉城ちはるが同じ「Emily」を歌っていたが(この曲は2人の合作)、この曲に関しては僕は清家千晶のふわふわした浮遊感ある歌い方が好きなんだよな。彼女の「Emily」は絶品なのです。
最近のライブでは必ず歌っているスコットランド民謡「The Water Is Wide」を挟んで、最後はわが愛する「花唄ーハナウター」。ノスタルジックで、カラフルで、ありありと情景が浮かんでくるその歌詞とメロディに、頭は真っ白になり、うたに同化してしまう自分がいる。ああ、ああ、いい。
今夜はオリジナルのベスト4曲を歌ってくれたが、最近は少し他の曲もライブで聞きたいなあと思ってる。例えば「electric sense」とか「この体。」とか「裸と煙草」。聞きたいなあ。
【セットリスト】
1)スミレ
2)EMILY
3)ユラー
4)The Water Is Wide
5)花唄ーハナウター
ほんと、もっとライブしてくれればいいのに。ところが暫く彼女は制作活動に専念するそうで、次のライブはなんと2ヶ月も先の4月27日だという。えー、そりゃ、ないよ。でも、この仕込み期間に戦略的なプロモーションが立ち上がるなら、それには期待したい。これほどのミュージシャンが市井に埋もれていていい訳がないのだから。多くの女性シンガーソングライターを聞いている自分の一押しなのだから。スタッフとして動き出したアキさんに期待してます。
4番手に「秋風センチメンタル」。
女性ファンがすごい(笑)男性デュオで、ほとんどの曲をツインギターではもりながら歌うのだが、今夜は最初の「ありがとう」と「最後のチャイム」を一人がキーボードで演奏。
彼らの歌は暖かい。素直で素朴で親しみが持てるのだ。そりゃ、もっと個性的な方がキャッチーで人気も出るかもしれない。僕も男性デュオで好きなのは吉田山田やカケラバンクだし。それでも、秋風センチメンタルの楽曲には最も癒される。それが持ち味なんだよね。
最近聞いていなかったので、最新アルバムに収録された曲はみな始めて聞いた。その中で特に気に入ったのが、最後に歌った「飛行機雲」。分かりやすいアップテンポな曲ってのもあるけど、彼らの個性が一番生きている気がした。
【セットリスト】
1)ありがとう
2)日曜日
3)ピーマン
4)最後のチャイム
5)飛行機雲
トリは「PEACE$TONE」だ。
初めてみる彼らは、予想と全く違った(笑)でも、それは心地よく裏切られた感覚。とってもご機嫌な音楽で、思わず踊りだしたくなる。いや、実際踊ってしまったかも(笑)楽しいんだ、これが。
PEACESTONEは3人組。男女ツインボーカルで、男性がTERRA、女性がASUKAだ。それを支えるのがアコギ&エレキギターのやまんchang。やまんchangは基本的にエレキギターをぶら下げて演奏しているのだが、曲中で部分的にアコギを演奏する。そのため、彼の前にはスタンドに固定されたアコギが置いてあり、必要なときはその固定されたアコギをかき鳴らす。エレキがアコギにぶつからないように、少し腰を引いて演奏する姿が面白くて、思わず吹きそうになった。
この日は、その3人にベースとドラムのサポートもThe CAPTAINSから参加してくれていた。それにより、音に厚みが出て、二人のボーカルが生き生きとハンドマイクで歌い継いでいく。2人でメインのメロディラインではもるほか、TERRAはラップ部分を担い、歌の骨格をASUKAのボーカルが支える。mihimaruGTに似ている構成だ。
そのASUKAが、全く揺るぎなく音とリズムをピタッと当ててきて、すごい安定感を作り出す。素晴らしい歌唱力。まさに彼女がPEACESTONEの「背骨」なのだ。そこに装飾的な肉をつけていくのがTERRAのボーカルといったところか。
その音楽を称して「オーガニック・ミックスチャー」。彼ら自身による造語だが、そのダンサブルなオーガニックサウンドは、学生時代の友人と浮かれて騒いでいるハイな気分のよう。ほっとできて、楽しくて、親しくて、笑える。
彼らのそんな個性は多分、TERRAのキャラクターに負うところが大きい。裏表なく底抜けの明るさで、ぐいぐいと引っ張っていく。ステージのお立ち台にのり、客席を煽って一緒に踊りだす。常にどこか控え目に振舞うASUKAも、彼がなかば強制的にお立ち台に立たせて歌わせるなど、ムードメーカーとなっているのだ。
そして、ASUKAのボーカリストとしての魅力が最大に発揮されたのが「心のままに」。ポップな曲が多いなかで、この曲はほぼ彼女がソロを努めるミドルバラード。改めて、彼女の実力をたっぷりと堪能でき、思わず聞き入ってしまう。やっぱ、すごいわ。
昨年11月にリリースした彼らのデビューアルバム「ダブルファンタジー」は、すかさずゲット。後から何度でも聞いてみたくなる楽しさに満ちている良いアルバムだよ。
曲順はうろおぼえだがセットリストはこんな感じか?なんか違う気がするが…
1)不死鳥~フェニックス~
2)BOY MEETS GIRL
3)希望の芽~東北の友へ~
4)Happy Birthday 1,2 You
5)心のままに
6)雨上がりNEW STAGE
7)人生SHOW
うん、彼らのファンになりました。今度はもっと心を開いて、一緒に踊りたいな。
個性の違う、でも実力あるアーティストたちの饗宴。今夜のライブは楽しかったー。
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隠しタイトル「××××(某おでんだね)」笑@恵比寿駅前バー
出演:吉村かおり →見田村千晴
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昨年3月15日、ここ恵比寿駅前バーで開催予定だったツーマンが震災の影響で中止になった。2人の組み合わせは珍しく、予定に入れていた人も多かったことだろう。あれから11ヶ月。その振り替え公演がようやく実現したのが今夜だ。
イベントタイトルな明かすな、との見田村姫のお言葉なので敢えて秘す。といっても、昨年3月15日にそのタイトル公表してたけどね(笑)
こじんまりとした恵比寿駅前バーは定員がMAX30人。30人入れたら本当にギチギチだけどね。2人がそれぞれ15人分ずつ、吉村かおりはチケットを販売、見田村千晴はネット予約を受けつけ。すぐに予約一杯になると思い、早々にミタム予約を入れておいたが焦る必要なかったみたい。前日まで予約OKでした。
そんな人でいっぱいとなったバーの一角に据えられたキーボードで、まずは吉村かおりの弾き語りスタート。
まあびぃやムラッチ不在の一人きりのためか、「おもちゃ箱ポップス」をうたう彼女にしてはしっとりとした歌いっぷり。それでも、彼女にしか出せない不思議な魅力が今夜も健在。夢かうつつか、白昼夢のような世界観で楽しませてくらた。
【セットリスト】
1)あざやか世界
2)夜よ明けるな
3)それゆけソレイユ
4)ネオ白昼夢
5)海月
6)風
7)野うさぎかける
8)君のあした
ところで「それゆけソレイユ」って、こんなにスローなバラードだったかな?「あざやか世界」の出だしからそうだが、テンポがどの曲もいつより遅い感じがする。これは、自分の感覚がずれてるせいなのだろうか。
MCで初めて知ったが、驚いたのは吉村かおり、見田村千晴と会うのはこれが2度目とか。てっきり、もっと頻繁に出会っている気がしていた。ミタムは、ヒグチアイや木下直子らとは何度も一緒していたと思う。吉村かおりは、当然、小番長大先生や木下姉とは懇意。それでも、繋がってなかったそうだ。
そのため、精神的な距離感が「見田村さんとは『遠い』」発言も(笑)ま、こうして何度か一緒しているうちに親しくなるのでしょう。
ちなみに彼女たちが始めて出会ったのは、2年ほど前の7th floorランチライブで、北村瞳、北村綾子らとの対バンだったそうだ。全員、苗字に「村」がつく村仲間だねとその日、盛り上がったそうだ。
後半戦は見田村千晴。
相変わらず、鋭い目線、厳しい表情、帽子はなし。そして、空気をぴりりと引き締める、きれいな声で歌い始めると同時に緊張感を作り出す。やはり、見田村千晴はいい。
1)渋谷駅東口歩道橋
2)寄り道
3)エピローグ
4)紙とペンだけこの手にあれば (on pf)
5)始まり (on pf)
6)?いす取りゲーム(new)
7)明日がバスに乗って
8)青
今夜、特筆すべきは、彼女も7th floorで3年ほど前に開いた初ワンマン以来という、キーボード弾き語りを、なんと2曲も披露してくれたことか。
「紙とペン~」だけなら、どこかたどたどしい歌い方の曲に合っていたが、なんと「始まり」まで弾くとはびっくり。さすがに慣れぬ鍵盤に苦戦しており、いつもはあれほどクールな彼女が、ミスして照れ笑いを浮かべたりしながら、手に気をとられ歌詞を間違えたりする姿がほほえましかった。
それでも、2曲目となった「始まり」の途中からほとんどマイクの位置を気遣うのをやめて必死で弾きながら歌うようになって、ようやく彼女らしい力強い声が戻ってきた。鍵盤にもこれから挑んでいくそうなので、今後の上達ぶりをチェックするという楽しみもできましたね(笑)
そして、新曲の「いす取りゲーム」?がまた激しい。On The Stageのようなマイナーなビートで始まり、言葉をたたきつけていく。
私はただ負けたくないだけ 解き放ったこの足で行けるのはどこまでだろう なけなしの愛をはたいて残るのは何だろう 私にしかできないことなんてないだろう わからないなんて言わせない
詩が、びゅんびゅんとぶつかってくる。彼女ならではの強さがそこにある曲だ。
最後は「青」。やはり、この曲は彼女がメジャーに進むんだなと納得させるクオリティ。いい曲じゃ。
盛大なアンコールの拍手を受けて、吉村かおりと共に登場。てっきりコラボと思いきや、あらかじめアンコールはそれぞれ1曲ずつ歌うことにしていた様子。
まずは吉村かおりが「あなたの中で目がさめる」。やった、かおりぃの曲ではこれが一番好きなので、嬉しい。
続いて見田村千晴。「マイク外して歌っても大丈夫ですか?」と聞いた時にピンときた。アンコールでオフマイクといえば、そうあの曲しかない。案の定、「ラブソング」だ。彼女のアンプラグドなラブソングは、何度聴いても絶品。それを、ここの客席と距離のないステージで、聞けるとは。やはりすばらしく感動的だった。
今夜の2人の取り合わせ、今後、熟成させればより面白いことになるのかな。楽しい夜でした。
この後、南青山Red Shoesにノーサレーナを見に行くという選択肢もあったが、さすがにそれはオールナイトになるので止める。レイ奈のライブ、2度続けて見れず残念だ。
隠しタイトル「××××(某おでんだね)」笑@恵比寿駅前バー
出演:吉村かおり →見田村千晴
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昨年3月15日、ここ恵比寿駅前バーで開催予定だったツーマンが震災の影響で中止になった。2人の組み合わせは珍しく、予定に入れていた人も多かったことだろう。あれから11ヶ月。その振り替え公演がようやく実現したのが今夜だ。
イベントタイトルな明かすな、との見田村姫のお言葉なので敢えて秘す。といっても、昨年3月15日にそのタイトル公表してたけどね(笑)
こじんまりとした恵比寿駅前バーは定員がMAX30人。30人入れたら本当にギチギチだけどね。2人がそれぞれ15人分ずつ、吉村かおりはチケットを販売、見田村千晴はネット予約を受けつけ。すぐに予約一杯になると思い、早々にミタム予約を入れておいたが焦る必要なかったみたい。前日まで予約OKでした。
そんな人でいっぱいとなったバーの一角に据えられたキーボードで、まずは吉村かおりの弾き語りスタート。
まあびぃやムラッチ不在の一人きりのためか、「おもちゃ箱ポップス」をうたう彼女にしてはしっとりとした歌いっぷり。それでも、彼女にしか出せない不思議な魅力が今夜も健在。夢かうつつか、白昼夢のような世界観で楽しませてくらた。
【セットリスト】
1)あざやか世界
2)夜よ明けるな
3)それゆけソレイユ
4)ネオ白昼夢
5)海月
6)風
7)野うさぎかける
8)君のあした
ところで「それゆけソレイユ」って、こんなにスローなバラードだったかな?「あざやか世界」の出だしからそうだが、テンポがどの曲もいつより遅い感じがする。これは、自分の感覚がずれてるせいなのだろうか。
MCで初めて知ったが、驚いたのは吉村かおり、見田村千晴と会うのはこれが2度目とか。てっきり、もっと頻繁に出会っている気がしていた。ミタムは、ヒグチアイや木下直子らとは何度も一緒していたと思う。吉村かおりは、当然、小番長大先生や木下姉とは懇意。それでも、繋がってなかったそうだ。
そのため、精神的な距離感が「見田村さんとは『遠い』」発言も(笑)ま、こうして何度か一緒しているうちに親しくなるのでしょう。
ちなみに彼女たちが始めて出会ったのは、2年ほど前の7th floorランチライブで、北村瞳、北村綾子らとの対バンだったそうだ。全員、苗字に「村」がつく村仲間だねとその日、盛り上がったそうだ。
後半戦は見田村千晴。
相変わらず、鋭い目線、厳しい表情、帽子はなし。そして、空気をぴりりと引き締める、きれいな声で歌い始めると同時に緊張感を作り出す。やはり、見田村千晴はいい。
1)渋谷駅東口歩道橋
2)寄り道
3)エピローグ
4)紙とペンだけこの手にあれば (on pf)
5)始まり (on pf)
6)?いす取りゲーム(new)
7)明日がバスに乗って
8)青
今夜、特筆すべきは、彼女も7th floorで3年ほど前に開いた初ワンマン以来という、キーボード弾き語りを、なんと2曲も披露してくれたことか。
「紙とペン~」だけなら、どこかたどたどしい歌い方の曲に合っていたが、なんと「始まり」まで弾くとはびっくり。さすがに慣れぬ鍵盤に苦戦しており、いつもはあれほどクールな彼女が、ミスして照れ笑いを浮かべたりしながら、手に気をとられ歌詞を間違えたりする姿がほほえましかった。
それでも、2曲目となった「始まり」の途中からほとんどマイクの位置を気遣うのをやめて必死で弾きながら歌うようになって、ようやく彼女らしい力強い声が戻ってきた。鍵盤にもこれから挑んでいくそうなので、今後の上達ぶりをチェックするという楽しみもできましたね(笑)
そして、新曲の「いす取りゲーム」?がまた激しい。On The Stageのようなマイナーなビートで始まり、言葉をたたきつけていく。


最後は「青」。やはり、この曲は彼女がメジャーに進むんだなと納得させるクオリティ。いい曲じゃ。
盛大なアンコールの拍手を受けて、吉村かおりと共に登場。てっきりコラボと思いきや、あらかじめアンコールはそれぞれ1曲ずつ歌うことにしていた様子。
まずは吉村かおりが「あなたの中で目がさめる」。やった、かおりぃの曲ではこれが一番好きなので、嬉しい。
続いて見田村千晴。「マイク外して歌っても大丈夫ですか?」と聞いた時にピンときた。アンコールでオフマイクといえば、そうあの曲しかない。案の定、「ラブソング」だ。彼女のアンプラグドなラブソングは、何度聴いても絶品。それを、ここの客席と距離のないステージで、聞けるとは。やはりすばらしく感動的だった。
今夜の2人の取り合わせ、今後、熟成させればより面白いことになるのかな。楽しい夜でした。
この後、南青山Red Shoesにノーサレーナを見に行くという選択肢もあったが、さすがにそれはオールナイトになるので止める。レイ奈のライブ、2度続けて見れず残念だ。