またまた、Avaivartika@eggmanを見てきたぜ!最近、アバティカライブは皆勤賞かも。
仕方ないんだ、Avaivartikaには、はまるんだよ! その圧倒的な演奏力と、プログレッシブでスケールのでかい楽曲、踊れるグルーヴ、力強く艶のある愛ちゃんのvocalと扇情的なステージング、ギター生本君、ベース榎ちゃん、キーボードUj、ドラムRuy君らキャラのたった5人のメンバーのキラメキ……。その魅力を数えていったらキリがない。
エレクトロやラップなど様々な音楽を取り込みながら、ロックの新しい地平線を切り拓いていくチャレンジ精神。それを、高い完成度で聞かせる老練で卓越した演奏。不協和音や雑音がなく、心地好いが圧倒的な音圧。頭が真っ白になって、解放される。ガキっぽいガレージロックとは中身が違う、大人を虜にするロックバンドなのだ。
最近のライブでは、「止まない拍手のRaining」の前奏オケが鳴り響く中、ステージに現れ、オケが途切れた瞬間、迫力ある生音がはじけ、気付けばアドレナリンが体内を駆け巡りリズムに合わせ踊り出してしまう。そのまま、一気にAvaivartika の世界へダイブしてしまう。
ところが今夜はセッティングが終わっても退かずステージに残ってる。そして、おもむろに演奏スタート。いつもと違うぞ、とファンの中で視線が行き交う。いきなり知らないメロディが。新曲だ。(タイトルは11月30日のAvaivartika企画イベントで公表するんだって)
続いて「イブリース」。なんかこれまでと違う感じ。どこがどう違うのか分からないが、音圧が前よりすごい。生ちゃんのエレキが炸裂するのは同じなのだが、他の音が前より響いてくる。榎ちゃんのベースが、Ujのキーボードが、それぞれしっかり目立っているのだ。
そこに、愛ちゃんがボーカルエフェクターをかまして、ところどころでリバーブなのかエコーなのか、とにかくその声がより大きく、より輻輳的に響いて、全く負けてない。イブリースは聞く度に変化している気がするが、作った生ちゃんが目立ちまくった初披露時に比べ、徐々にAvaivartika全体のものとして完成度を高めてきたのだろう。間違いなく、今回の方が圧倒される。
1)新曲
2)イブリース
3)グラデーション
4)星フル
5)NS
6)止まない拍手のRaining
3曲目以降はおなじみの曲たち。グラデーションもしっかり定着してきたね。そして、久しぶりの「星フル」。今日はどちらかというと、大人しめの曲が中心。いろいろなテイストの曲をしっかりライブで作りこんでいこうというのだろう。演奏陣の音がすごく際立つ曲の多いAvaivartikaだが、バラードな星フルは、愛ちゃんの歌唱が前面に出ていて、これもいいよね。最後は派手に盛り上がった。
星フルがyoutubeにあがってないかな、と探したら何故かアニメ映像のBGMに使われていた。ワロタ。似合わねー。大人のAvaivartikaの音源とオタアニメがあまりに不協和音。リアル愛ちゃんの格好よさを知ってるだけに。でも、これやってる方はきっと古いファン。愛ちゃんとUjがAvaivartikaの前に昨年11月までやってたユニットは「Blue Blue」といったが、さらにその前にやってたバンド「I's Cube」時代の音源×アニメというMAD作ってるようだしね。
ちなみにBlue BlueがAvaivartikaへと発展的解消する場となったのは、昨年11月29日の歴史的ワンマン「ケミカルジャンパー」@渋谷O-Crestだ。その前日には木下直子もここでワンマンをやっており、仲良しの二組の2day公演を連夜見にいったなあ。そのライブのプロモ映像がやはりyoutubeにあがっていたのでぜひ。そこに、今夜歌ったNSと星フルがBGMで使われてるよ。
そして、そのワンマンからちょうど1年後の11月30日、Avaivartikaは初の自主企画ライブ「Music Planets vol.1」を渋谷eggmanで開催する。このイベント、対バンも超魅力的。カムロバウンス / ALLaNHiLLZ / Hiroco という顔ぶれだ。18:30スタート。彼らがエッグマンを宇宙船にしてしまうらしい。これは行くべし!すごくレベルの高いロックな異空間を体験できるはず。楽しみだ。