2011/10/6 斉藤麻里フリーライブ@大手町 | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

昨日時点で天気予報は「雨」。大手町サンケイビル前で開かれているランチタイムライブに、今日、斉藤麻里が登場するのだが、ワンマンに引き続き降られてしまうのか危惧していた。

ところが、日が明けてみると、晴れ渡る青空。昨日、渋谷ハチ公前特設ステージでやないけいこを凍えさせていた冷たい雨はどこへ。うーん、やはり恐るべき「晴れ女」であったか。あの台風ワンマンは、彼女のテンションが上がり過ぎ、晴れを通り越したと解釈すればいいのかな?

ということで、絶好のランチスポットでもあるサンスクエアへ。たくさんの屋台から本日選んだメニューは「ローストハーブチキン、赤ワインソースかけと牛タン味噌焼きのハーフ&ハーフ丼」750円。コスパ抜群の美味しさビックリマークジャスミン茶と共に、ステージ前に設けられた数百席分のベンチシートの最前へ。

開演は12時15分。12時ごろから、リハが始まる。ダイブでPAの調整をして、その後に歌い始めたのは「糸」!おお、今日、「糸」をカバーするつもりなんだ。嬉しいぜ。

それにしても、暑い!太陽がギラギラ、汗がジワジワ。最後の夏を惜しむように、多くのサラリーマンらがベンチシートでお弁当タイム。

そこに登場した麻里ちゃん、素晴らしく伸びる張りのあるいい声で、今日の天気に合わせて「晴れた空の下」からスタート。その声が、大手町のビル街に響き渡り、真っ青に晴れ渡った秋空へと抜けていく。なんて爽快!



2曲目は「瞬きシャッター」。そうそう、これこれ。生で聞きたかったんだよなー。こないだのワンマンで聞けず、なんか逆に強く印象深い曲となった。その一瞬をカメラではなく、網膜に焼きつけよう。その強い思いに共感を感じる。

3曲目は「タイムカプセル」。これまで何度も聞いてきた1曲だが、サビからエンディングにかけて、いつにも増して力強く、もはや単にノスタルジックな曲ではなくなった。その強さが、今の彼女の想いの強さの現れなのだろう。これまで聞いた中で、今日の大空の下のタイムカプセルが一番良かったかもしれない。

そして特筆すべきは「糸」。言わずと知れた中島みゆきの不朽の名曲。その曲の素晴らしさが、本当に多くのアーティストがカバーしていくことを通じて、広くひろく知れ渡ってきた。斉藤麻里も、ミスチルのカバーで知ったとのこと。

音譜縦の糸はあなた 横の糸は私音譜 さすが斉藤麻里。下手するとのっぺりしてしまうこの曲を、実に表情豊かに、気持ちを込めて歌っていく。こんなカバーなら、何度でも聞きたい。

<セットリスト>
1)晴れた空の下
2)瞬きシャッター
3)タイムカプセル
4)糸(カバー)
5)メロディ
6)魔法のバンドエイド
7)ダイブ

拝郷メイコが3日のこのステージを4曲で終えていたが、この日の斉藤麻里はなんと7曲45分の熱唱。ランチタイムの軽いBGMにいいかと思って聞き始めたが、いつまでも終わらないステージに決行興奮。メロディ以降の3曲は、一気に新アルバムの世界へ。

力入ってます。うん、これから続くライブが楽しみ!

おまけ、会場からの青空