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「少し疲れた夜には」@渋谷gee-ge
出演:ハルカトミユキ→ILU GRACE→中田りょう→Mint Julep→宮本毅尚
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少しどころでなく疲れている今日この頃、癒しを求めて「少し疲れた夜には」へ。9月に入ってすでに4度目のgee-geなので通っているようなもんだが(苦笑) しかし、今夜もまたまた、いい対バン。特にMint JulepとILU GRACEを一緒に聴けるなんて嬉しいなあ。
最初に登場したのはハルカトミユキ。現役大学生の女性2人組。実は初めて。こないだ六大学Fesに行った時もすでに歌い終えていて、聞けなかった。
今日のvo.>.のハルカは、膝上丈の青いワンピ。cho.&key.のミユキは白いワンピ。二人とも地味なソックスに黒のひも靴。ふんわりとした雰囲気で、森ガール系だね。しっとりと、時に切なく、時に鬱屈を絞り出すように、そして時に毒々しく、フォーキーなきれいなメロディーで歌い上げる。最初に受ける印象ほど、弱くない。
1) 夏のうた
2) September
3) 絶望ごっこ
4) Good Morning, Good Night
5) 385
ライブ後に、すっと一人でカウンター前に立っているハルカの姿が、凛としていて美しかった。ちょっと話しかけずらい。また、今度聞いたときに感想など伝えるとしよう。
さあ、そして2番手がILU GRACEだ。ボーカル愛留とパーカス担当かずの2人組。今夜もベースのサポートと一緒に、ジャジーな大人の音楽を聞かせてくれた。
愛留と話すと、そんな大人っぽくないのだが(つまり子供っぽい、笑)、歌わせるとすごいんです!そのハスキーで深い声質とパワフルな声量は、まさにR&Bやジャズ向き。彼女がソロで歌っていた頃は、その声の特質を持て余して暴走気味だったが、ユニットになってから見事に声と音楽を一致させてきた。
そこに持ち前の歌唱力に磨きがかかり、このままJZBratみたいな大人のジャズレストランでも十分に通用するクオリティに。お客さんもこの歌のためなら金を出すぜ。愛留が急速に大人になっていく感じ。んんー、楽しみだなあ。
1) Glory
2) You're My Destiny
3) Summer
★パンパンパパンと客席とコラボ
4) rhythm
5) ALIVE
特に最近嬉しいのは、ILU GRACEとして、愛留が佐々木綾音として歌っていたころの楽曲をリアレンジして聞かせてくれること。最近のライブでは季節柄「SUMMER」が定番になっているが、そのほかにも「甘いキス」や「あなたのいない世界に愛の歌は響かない」とかを、現在仕込んでいるという情報も。
これから冬にかけて、新たな音源も出るらしく(未確定情報)、そこにいずれかの曲が収録されるだろう。うーん、楽しみ、楽しみ。でも、佐々木綾音時代の歌もすごい爆発力があって、結構好きでした。聴き比べという新しい楽しみ方ができるということでしょう。
3番手は男性ギター弾き語りの中田りょう。ちょっと線が細いか。個人的には、男性シンガーにはやはり男らしさを求めがち。女性には受けるのかな。このブログでは女性シンガー中心に書いているけど、代々木原シゲルや、篠木晋也、小玉哲也、カケラバンクとか大好きですよ。みな四谷天窓辺りによくいます。
トリ前は最近、貫禄が増したMint Julepだ。本日はドラムの中村さんにベース村っちを加えて5人編成。ギター奥野君も主にエレキで、にぎやかバージョンのミントだ。
いつのまにかメジャー感たっぷりのステージは、夏らしい強い太陽の光が似合う明るい曲もあれば、心が震えるバラードもあり、最後は疾走感たっぷりのグルーヴでノリノリに。彼らがトリだったら間違いなく満場の手拍子にアンコールあるところ。うーん、残念。
それでも1曲目から「桃色バカンス」で明るく、テンションをアゲアゲ。そのままHigh Seasonと、新アルバムのコンセプトそのままの夏した楽曲で攻める。
でも、その中で今日の僕の気分に一番マッチしたのは「リサ」。ボーカル大和田慧ちゃんが親友を思って作ったこの曲は、アップテンポの曲ではないが、慧ちゃんのボーカル力が全面に出て、ガツーんと心に響いてくる。そろそろ秋冬シーズン向けのミントもよろしいかな。久しぶりにアンデュラやRiverも聞きたい今日この頃。
1) 桃色バカンス
2) High Season
3) Summertime
4) 夜明け前
5) リサ
6) Steering My Heart
トリは今夜の企画主催者、宮本毅尚だ。最後まで聞いていきたかったが、所用のためここで撤収。彼の歌は素晴らしく聞き応えあるとか。うーん、聞きたかった。