

いつ以来かなあ、ずっとスタジオにこもって曲作り&レコーディングしていたからね。2人組のBlueBlueから、5人組バンドのAvaivartikaに生まれ変わったのが昨年11月。その時点で、持ち歌が2曲しかなかったので、まずはオリジナルの楽曲を作ろうと、こもってしまったんだよね。
その後、時々、eggmanでライブして、スタジオからUst中継はやっていた。しかし、このほど新譜のレコーディングがほぼ終了。新譜も7月か8月にはリリースする予定で、併せていよいよ本格的にライブに力を入れていくという。その第一弾が、今夜の高円寺Mission'sのライブだ。
この日のORGASMというイベントの、なんとvol.400!つまり四百回目。スゲー。インディーズバンドを集めて、出演の場を作っていこうという趣旨で始まったこのORGASM。きっと知っている、あるいは出たことあるインディーズバンドは数多いだろう。
そこに今夜、まだほとんど活動してないから世に知られてないが、とてつもなく実力を持った彼らが登場したわけだ。全6組の3番目。少し前過ぎるが、実はこの後に別のライブ行きたかったので調度良かった。
前の2組は戦場のように騒がしいヘビメタと、若くシャウトばかりしている三人組の多分ロックバンド。その後にAvaivartikaの登場だ。
最初の一音から、もうクオリティが違う。そして、愛ちゃんのボーカルが入ると、Mission'sは彼女の歌に支配された。音の合い方、その分厚さ、各パートの高い演奏力、華のある切れ味鋭い愛ちゃんのボーカル。ぐっと心を捕まれる。
1)NS
2)星フル
3)止まない拍手のデイリー
4)終末のコンダクター
前の2曲はブルブル解散ライブで発売した音源。後ろ2曲が新曲だ。当初は5曲やる予定だったが持ち時間が短すぎたらしい。
この2曲とも、ブルブル時代にはなかったような格好良いロックなのだが、特に「終末のコンダクター」が、もう極上。予想を超えるスケールの大きい曲で、これからAvaivartikaがどこまで伸びていくのか、期待を膨らませずにいられない、すごい曲だ。
もうちょっと詳しく言えば、最初はバラード調で愛ちゃんのボーカルで聞かせるのだが、間奏でギターリフが激しく掻き鳴らされ、そこから…ここから先はライブで見ないと、この興奮は伝わらないだろうな。是非、みんなAvaivartikaのライブを見に行って欲しい。これだけ色々なライブを見てるが、久々の興奮を味わった。さすがAvaivartika!
次のライブは、逗子・音霊スタジオにて、七夕の夕べにある。オープニングアクトなんかじゃないよ。行ける人はいかなきゃ損だよ。
何故、実績もないAvaivartikaが望んでもなかなか出られない音霊に呼ばれたのか分からないが、まあ彼女たちの演奏を聞けば、誰でも惚れるよ。平日、ちょっと分からないが、彼らの今後の活躍が楽しみでならないぜ
