2011/5/27 渋谷めぐみ @日吉nap | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

昨夜に引き続き、渋谷めぐみ@日吉nap。

今夜はいつも通りソロ。ギター三井さん♂&キーボードたかちゃん♀のサポート2人が久し振り(共に2度目)の顔ぶれ。バックが変わると、アレンジも少し違うアコースティックな演奏になり新鮮だ。これがなかなか良くて、シブメグの歌も好調だ。

セットリスト
1)DEEP
2)Day After Day
3)涙
4~6)愛言葉→恋愛事件→隠し事メドレー
7)trap
8)咲来~サクラ~
9)東京
10)magic
en.会いたい

アコースティックながらアッパーなDEEPで勢いよく畳み掛けるオープニング。リズム隊不在ながら、三井さんの格好良いギターリフとお嬢風のたかちゃんの見かけによらず激しいキーボードが、グルーヴを作り出す。そこに力強いシブメグのボーカルが疾走感を増していく。

2曲目は一転してバラード。昔はこの曲、ピュアな受け身な女の子の日常をさらっと歌い、描かれる点景にキュンとして気に入っていた。ところが最近、この曲から思い浮かぶ女の子の姿がよりアグレッシブになってきた気がする。力強いのだ。渋谷めぐみ自身の変化が、歌に映っているのだろう。

最近の彼女は、何をすべきか整理できていて、その目標に向かって意志を持って進んでいる。スロースターターのエンジンが、ようやくギアを上げ始めたようだ。歌は歌い手を映す鏡なのだなと改めて思う。

そして愛言葉から隠し事へのワンコーラスごとのメドレーも圧巻。数年前なら限られたオリジナル曲は最大限大切に歌っていたろう。今は楽曲の財産が増え、様々な見せ方を試行錯誤できる。我々のような古くからのファンには、この三曲をメドレーで聞ける贅沢に嬉しくなってしまう。

東京→magicとアッパーな楽曲を続けて、会場の盛り上がりもクライマックス。大きな手拍子で、ファンも彼女を盛り立てる。疾走感溢れる彼女のボーカルがグイグイと引っ張る。こういうロックな曲を歌わせたら、相川七瀬にだって負けていない。荒巻リョウとの対バンを見てみたいものだ。

アンコールは「会いたい」。矢沢洋子の「逢いたい」も好きだが、渋谷めぐみのこのバラードも、とても心に染みて切なさたっぷり。彼女のバラードの中では一、二を争う良い曲だと思うね。

いやぁ、やはり渋谷めぐみはいいなあ。昨夜のは余興的だったが、ガツンとロックすると最高だo(^▽^)o