飲み友と打ち揃って、LADY THE BITCHを見に新横浜Bell'sへ。
先日の夜中にRiia.B.swearを見にクラブへ行った話を書いたが、最近お気に入りのもう1人のDIVAが、ロックバンドLADY THE BITCHのボーカル、川口亜希だ。Riiaに負けず劣らずセクシーで超格好良い。
今夜は黒のドレッシーなロングのワンピで、大きなバラが左胸から腰下まで妖しく咲き誇る柄がステージライトに浮かび上がる。黒のストッキングにピンヒールながら、踊り動き回りながらのボーカルはパワフルだ。
その音楽は、治安悪きかつてのニューヨーク42番街や、魔都と呼ばれた古き上海の夜を飾るに相応しい。アルコールと煙草に満ちた夜の街に繰り広げられる裏切り、不実、誘惑、不埒。そんな世界が、物凄い疾走感とパワーで叩きつけられていく。そう、香港映画の気鋭、ウォン・カーウァイ監督の作品とシンクロする妖しく弾ける若者のスピード感。
ステージ上では、フラメンコのように踊り歌い、激しいジャジーな曲では、長い黒い髪を揺らしながら、スカートを捲し上げ、客席前の柵に足をかけ扇情。ロックな曲では柵に登り、客席を見下ろし煽る。かっこいい~
一転して、バラードやほのぼのした新曲ではピアニカを吹き、ハモハモのタリエちゃんのように聞かせる。優しさが滲む。
だがラストはやはりこの曲「不実なキス」を、激しく妖しく強く。もはや、踊りたい衝動を抑える気もない。会場全体がダンスフロアのようだったら良いのにと、つくづく思ったが、この日はLADYの客よりも、他のアーティストの客の方が多い。ちょっと浮いてしまうんだよな。それが残念だった。
LADY THE BITCHは今夜を最後に1ヶ月間、レコーディングに専念。ライブはその間休止だ。7月にどんな新曲を引っ提げて、ライブ会場に戻ってくるか楽しみだ。
今夜はもう一組、LADYの前に出ていたSlovendyを聞く。男性ギター弾き語り。その声域はかなり広く、その声は男らしさもありつつ、伸びやかできれい。いい曲を歌っている。先日、gee-geで見た青山晶を、グッとスケールアップした感じで、かなり好感。女性ファンがついていたが、それも納得だ。彼はなかなかいいね。
LADYを聞き終えたら、まあ当然の如く酒宴に。宴は朝まで続いたとか、続かなかったとか(笑)