過去2年間、音源をだしていなかったのに、昨日思い立って作り上げたシングルCD「カオス理論」500円を本日発売という離れ技。「意志の力は大きい」と本人(笑)売り上げは全額赤十字に寄付するという、彼女なりの今できること。その努力が尊し。
尊しといえば、


特に今、ニッポンが、そして何より被災者や被災地が明日への一歩を踏み出すには、


今夜のやもとなおこを聞いていたら、そんな気持ちが胸の中にぱあっと広がった。彼女のパッションに、強く心を揺さぶられたのだ。
セットリスト
1)Go the Long Way
2)上を向いて歩こう
3)故郷(ふるさと)
4)カオス理論
5)君と見たい空
6)僕らの3万ピース
坂本九ちゃんも文科省唱歌も彼女が歌うと、ブルージーなアレンジと歌いっぷりでそれはそれは格好良いこと!必ずしも彼女のお客さんばかりでは無かったが、大喝采。選曲についてはあまり多くを語らなかったが、彼女の想いはひしひし伝わった。
エッジの利いた演奏で一途な想いをぶつけてくるやもなおを応援しよう、と会場の中が一体化していくのが分かる。曲調がアッパーになると、お客さんから手拍子が一気に広がる。ウワー、鳥肌もの。歌の力を感じる瞬間だ。やもなお音楽団もカシャカシャとシェイカーを振る振る。
カオス理論では低音の弦をさらに緩め、あたかもベースとギターの双方を弾くように、ワンストロークでビンビンと音を叩きつけてくる。すごい迫力。
君と見たい空で、遠くの人達へ思いを馳せる。気持ちはあの海沿いの町へと飛ぶ。
ラストの3万ピースは、人間1人ひとりがジグソーパズルのピースだとしたら、3万ピースが集まったら何ができるのかという曲。地震のずっと前から歌っていたが、今さらながら彼女の込めた思いが響く。うん、やもなおは、ガツンと響くのだ。小さくても、心は大きいぜ。
この日のライブが盛り上がった要因に、出演者の並びが良かったこともある。特にコバケン→アキドリ→やもなお、と終盤3組が会場を熱くしてくれた。
コバケンは男性キーボード弾き語り。コバケンは熱く一本気な好漢で、男ヒグチアイのよう。彼ががーっとテンションを高めたのだが、彼については次のブログで詳しく書く。
その後を受け登場したのがアキドリ。大阪から来た男女ユニットでkey.がアキノちゃん、gt.がハルドリ♂。さすが関西という軽妙さで会場の笑いを取りながら、素晴らしいハーモニー。魅了されたねぇ。
何がいいって、2人が70%ではなく、100%で競い合うように歌いながら、すごくカッコいいメロディーを織り上げていく所。単なる掛け合いではなく、勝負するように声をぶつけあいながらも、絶対的な信頼のうえに、2人だからこそ作れる音楽を産み出していく。新しい音楽が次々生まれる瞬間に立ち会える幸せ



セットリスト
1)君といつまで
2)アゲハ
3)FreeWay
4)ヒーロー
5)ヒトカケラのウタウタイ多分そんな曲名(--;)
また彼らの笑いの間が上手い!曲に入ったと思ってたら、どっちかが「言い忘れてましたが」とか「あ、ここアカペラじゃなく私が演奏するねん」とか突然止めて、相方がずっこけ笑いをとる。そんなお約束がまた絶妙なんだな(笑)
あまりに良かったから、迷わず近作のCDを2種類ゲット。今、聞いてるが、すごくいいのです。華があって小気味良いアキノちゃんの高い声と、中音域が暖かさを感じさせるハルドリの男声がとても相性が良いのだ。
Sing2youやiora、BlueTrikeに続いて、またまた好きな男女ユニットができてしまった。うん、これだから止められないんだよなあ。きっとまだまだ知らない素敵なアーティストが世には沢山いるんだろうなあ。出会いが楽しみだ。
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