10/11/12 廻田彩夏 洋美 しのくに つばめ@新大久保 | 音楽偏遊

音楽偏遊

最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

初めてのライブハウス、新大久保「真昼の月 夜の太陽」へ。今夜は南青山や渋谷、代官山など、あちこちで見たいライブあったのだが、マワリーとMintJulepが出ることに加え、新しいライブハウスを覗いてみたいと思ったのだ。

女性シンガーソングライターのライブを最近こそ沢山見てるけど、昔から追ってるアーティストは一握り。色々な人を足繁く見るようになったのはこの2年位だ。若い頃から見てたら、多分、拝郷メイコにもっとのめり込んでいて、今夜はスリーデーワンマン第1夜が第一選択肢になってた気がする。いや、ちょっと見に行かなかったこと後悔してもいるが。

もし週末もライブに行ける時間があったら、金曜夜に渋谷ソングラインで伊藤サチコ、鎌田純子、しらいしりょうこか、ミルキーウェーで矢沢洋子。土曜昼は上野でチャランポランタン見て、夜はchiharunbarで玉城ちはるとまたまた鎌田純子と池袋の夜を酔いしれる。日曜に拝郷メイコのスリーデーのラストを目撃しに南青山マンダラに行きたかった。

ただ俗世の制約が多く、週末は何れも行けない。それもまた人生かな。別にこの人生嫌いでないしね。

また、今あげた全員が多分1年後も現役で歌い続けていることは間違いない。人生を捧げた歌姫たちだから、慌てなくても良い。一方でマワリーは、もうすぐ音楽活動を終えてしまう。

ということで、廻田彩夏は今日はオープニングアクトで持ち時間20分ながら、こちらを選択。しかも、他の出演者も好きなアーティストたち。この日は、洋美→しのくに→つばめカフェ→Mint Julepというラインナップ。かなり魅力的。

この出演者を同じ日に並べた「真昼の月 夜の太陽」。新しいライブハウスを始めた田中さん達のセンスを感じる。ノマドやホームより小ぶりで、ストロボカフェよりちょっと大きい位の箱だけど、これからもブッキングが楽しみだ。

さてO.A.のマワリー登場。最近の彼女はさすがに社会人直前、落ち着きと大人びた表情が定着してきた。1曲目に「ひとりぼっちのワルツ」、2曲目に「月」と本人曰く「裏セットリスト」でややもの悲しげに始まったライブ。特に「月」は滅多にライブで聞けないバラードで貴重だ。

今日は裏に徹して、しんみりライブにするつもりだったらしい。残り少ない学生生活。どうせなら、今しかできない、はっちゃけぶりを見たいのになあ、と思ってたら、本人も気が変わった模様。3曲目で「予定変更ビックリマークいつもの歌います」と元気よく「カシグレ」。いいぞー!!

ただ、いま書いた通り、最近のマワリーは元気バージョンでも大人っぽいことに変わりはない。純情失恋ストーリーのカシグレから卒業の時が確かに来てるね。

ラストは「地球の迷子」。これも古い曲。音符何でもあるのに、何かが足りない音符初々しい高校生がみた地球と、そして日本が抱える問題への意識が歌詞となっている。その社会意識の高さは高校生としては流石なのだが、社会人が歌うならやや稚拙か。

ふと、彼女が卒業する意味を、勝手に推察したくなる。僕の悪い癖だな。マワリーの次のライブは、中山由衣とのツーマン。長い持ち時間で彼女が何を表現してくれるか。またそれを見て、何を感じられるか、楽しみだ。それまでマワリーは簿記の勉強頑張れ(笑)

2組目に登場したのが洋美(ひろみ)。聞くのは初めてだったが、いいね。洋楽をカバーしてるだけでなく、オリジナルでも洋楽テイストがあって、歌心を感じる。性格も明るく真っ直ぐで、タレントの◎に似ているかな。

1)青色短冊
2)Close To You (Carpentersカバー)
3)NewYork State On Mind (Billy Joelカバー)
4)Hello,My Friend
5)新曲?
6)サヨナラ

英語カバー曲がなかなかいいぞ。さすが昨年、NY行っただけのことある。といっても3日間だけ、旅行でアポロシアター見たりしただけだよう、とMC。どうやら音楽留学したと思われる事が多いらしい。それも、そう思わせる音楽センスがあるからだ。ちょっと楽しみな存在だな。

3組目は「しのくに」。しのさん♀とくにさん♂の男女Duo。大学のフォークソング同好会時代からのペア、といった知的な風情。音楽は柔らかく優しい、カントリーフォークのような味わい。2人の声が優しくハモり、幸せが空間に満ちていく。

特にしのさんの、たおやかで優しい微笑みに大学時代のある先輩の姿が重なった。後輩にとても優しい女性、サークルに1人はいるよね。雰囲気に心が安らぐ、そんなDuoだった。

1)風に揺られて
2)陽だまり
3)今、きみに
4)ユートピア
5)蝶々
6)時を越えて

タイトルだけで、彼らがどんなアーティストか想像つくね。

4組目が「つばめカフェ」。しのくにとまた違った癒し系グループ。最後のお洒落で優しいMintJulepと合わせ、ブッキングの狙いがよく分かる。だから、出演者見てここに来たくなったんだよな。

つばめカフェは、CMやPV、映画などに楽曲を提供し、自らもコーラス入れたりマルチに活躍する音楽作家、canaちゃんこと田島佳奈子さんの音楽プロジェクト?こう書くとおどろおどろしいけど、ご本人はいたって普通の女の子という感じ。囁くように、とても優しく歌う。

ライブの都度、編成が変わるが、この日はピアノ、ベース、ドラムとのステージ。サポートで音の広がりがあったのは確かだが、つばめカフェはやはりカナちゃんの癒しボーカル。一週間の疲れもほぐされます。

歌ったのはテーマ曲と「夜空へドライブ」「赤い点滅」「白いキッチン」など。いずれも情景が鮮明に浮かんでくる良い曲だ。佳奈さんの声には誠に癒されます。

この後にトリでMintJulepが登場するが、そのレポは次のブログで。また、ライブ後にラッキーにも見田村千晴を聞けたので、その話しもね。ではパー