10/7/30 谷口深雪 横田良子 コミネリサ@天窓switch | 音楽偏遊

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うーむ、またしても諌山実生を見損ねてしまった。本日、天窓スイッチのトリだったのだが、別のライブに転進するため、3番手のコミネリサまでしか見られなかった。

そんな残念があった一方、嬉しい驚きも。名前が出ていなかったオープニングアクトに、谷口深雪が!!最近、彼女を聞いてなかったが、あのハスキーな声と情がこもったピアノの伴奏で紡がれる独特の世界は、時折聞きたくなるんだよね。

なぜOA?かは、MCで説明。東京に上京して7年目にして、初のワンマンを天窓スイッチで11月に開催が決定。これから、その前宣伝をかねて、ちょこちょことスイッチでOAなどで歌っていくとのこと。木下直子がグラフィティでこないだまで、cossamiが現在strobe cafeでワンマンを控えちょいちょい歌っているのと同じだね。

それにしても谷口深雪がワンマン初というのが驚き。なんとなくベテランの風情があり、ライブの回数も多いし。実は慎重な性格なんだよね。

この日は、気に入ってる「ミラー」や「メロディー」などは歌わず。代わりに、幼稚園の先生をやりながら、大阪の路上で歌っていたという「足跡」、「始まりの色」「夏の夢」などを歌い、最後は今の彼女が大切にしている一曲という「彼方」。 これから、ワンマンへ向けて自分の音楽の足跡をたどりながら、構成などを練り、そして彼方へと希望を繋いでいく日々になるのだろうね。「私、ワンマンへ必死です」という言葉が印象的だった。11月まで時間あると思うけど、そんな所が不器用にひたすら生きてる彼女らしい。

そういえば、谷口深雪のライブは、歌も良いのだけど、いつも何か印象に強く残る言葉があって面白い。言葉の感性が高い人なのだろうなあ。


そして2番手は横田良子。あちこちで名前を見かける活発に活躍中の鍵盤弾き語りシンガーだ。派手ではないけど、明るいアップテンポな楽曲が持ち味で、2曲目で、彼女が求めた訳でもないのに、すぐに手拍子が広がるグルーヴ。お客さんもたのしげだ。

1)今の君に続くもの
2)流れる雲
3)灯-あかり-
4)空の色
5)Special Day
6)手紙
7)かげろう

故郷の岐阜の町を思い描いた「灯」や、空の悲しいくらい綺麗な青色の情景が浮かび上がる「空の色」など、いい歌が多い。バラードの表現力もいい。

歌唱力があって、感情移入しやすい。もっと聞きたいと思わされるいいアーティストです。


3番手がコミネリサ。

最後まで聞けず、コメントはまた今度にしようと思うが、とても完成された音楽世界を持ってる人だね。聞けばすぐコミネリサと分かるような。好きな人にはいいだろうなあ。また、近いうちに聞いてみたい。


さあ、これからダッシュで六本木へ。渋谷めぐみが待っている。