さて、今日は毎回有望、かつ涼やかな女性アーティスト4組を招き男心をくすぐっちゃおうという矢沢洋子&代官山LOOP共同企画「Naturarhythm」に。意外に女性客も多いが、やはりいいアーティストは性別関係なくファンがつく証左。毎月開催で今回が11回目だが、毎回選りすぐりの人選で、この企画にハズレなしだね。
今夜の感想を一言でいうと、改めて矢沢洋子スゲー

来月25日、矢沢洋子の名では初のアルバムが発売される。それに前後して、彼女のメディアへの露出が急増するわけだが、これがレジェンドの始まりになるかもしれない。その伝説とは、10年は続く矢沢洋子の時代の訪れだ。今のうちに予言しておこう(笑)
浜崎あゆみも、倖田來未も凌駕し、宇多田ヒカルのようなインパクトで、Superflyと並ぶ時代のアイコンに育つかも。彼女にはそんな可能性さえ感じられた。まあ、僕の話はいつも大げさなので、話半分に聞いて欲しいのだが、矢沢洋子の名前は覚えてけっして損はないよ。
そんな彼女のパフォーマンスについて触れる前に、まずは今夜登場した最初の3組の話から。
オープニングアクトは前回に引き続き児玉結里菜。FABでも見ており、3ヶ月続けて彼女を聞いているが、聞く度に歌が上手くなってる

高校3年まで12年間、野球一筋でやってきたという。高校では数少ない硬式女子野球の名門、埼玉栄に入り寮生活だったという野球少女。しかも全国大会で優勝までしている。しかし、色白でロングヘアという容姿からは、もうそうは見えないかわいさだ。
音楽を本格的に始めてまだ1~2年程度。前も書いたが、きっと事務所関係者は彼女を見出だした時、すごい原石を手に入れたと喜んだことだろう。本格的に野球をやっていただけあり、健康的で、礼儀正しく、しなやかで、強い目力がある。事務所がレッスンを受けさせ、急速育成中なのだろう。彼女の吸収力の高さが、歌の上達にみてとれる。
まだオリジナルが多くないから、三回とも同じようなセットリスト。
1)逢いたい
2)ありがとう
3)Desperado(Eaglesカバー)
4)頑張りすぎないで
5)DEAR…
さすがにDesperadoを歌うには、経験不足だなあと感じたが、浮ついた感じもなくなり、いずれのバラード調のオリジナル曲も歌いこないしている。健康で前向きなPOPSとして好感。まだまだ伸びそうだよ。
さて2番手に登場したのが嵯峨絹子。
1)Life Goes On
2)愛してくれなくてもいいよ
3)sympathy
4)?
5)PLACE
ちょっと癖のある、硬質な声が特徴的。優しいバラード曲を歌いながら、どこかで強さを感じさせる。曲はミディアムテンポのポップスなのだけど、クラシック出身というだけあって、どこか端正な感じ。少し声がかれてたかな。落ち着いたお店のBGMとかに似合うかも。
3番手はcossami。
よく、このブログでも紹介している、チャーミングな女性DUO。この日も2人のいるステージから、優しくて心地よい風が客席にそよいできて、なんか幸せな気分になる。ボーカルのみなみちゃんの優しい女性らしい声と、けっしてシャウトや激しい盛り上げがない楽曲、こさちゃんのコーラスや気持ちよいギターの音が良いのです。
1)sun.day
2)星のラブレター(The Boomカバー)
3)After the Rain
4)こんなにもワガママなボクたちは...
5)りんご
ほんと、あっという間。持ち時間が30分ぐらいなので、5曲前後しか歌えないのだけど、最初から最後まで彼女たちのやわらかい雰囲気に、客席の男たちも牙を抜かれたよう。
前から好きだったsun.dayに加え、最近では「こんなにも~」の愛の呪文がお気に入り。「see,see,see」とか聞きたい曲も最近増えてきた。9月3日のワンマンには、ぜひ足を運ぼうと思う。おすすめです。
4番目の滴草由実、ラストの矢沢洋子については稿を改めます