10/6/10 ヒメノ 七つ森 Hi-Endorphin@月見る君想フ | 音楽偏遊

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ほぅ、久しぶりに夜の予定が空いたよ。ということで、今夜は南青山に繰り出した。目的は「五感マート」byヒメノアキラ企画だ。

ヒメノアキラとシュリケンというファッションブランドのコラボ企画。物販コーナーでは同ブランドの服が売られ、彼女やバンドメンバーもブランドシャツを着るなど音楽とビジュアル、着心地など五感すべて刺激しちゃおうって話。

同ブランドのモデルも努め、今回が第5弾となるこの企画を主催する匕メノアキラもさすがだよね。先日の飛び立つ鳥のこともあり、今晩はこっちに行くことに(赤坂方面に未練残しつつ)。いいくぼさおりも出るしね。彼女は今年の僕の幸運の人。案の定、今夜も素晴らしいラックをもたらしてくれたが、その話は後で。

さて、今夜の会場「月見る」は超満員。多分、椅子は60席程度あったと思うが、これは開場後にすぐ埋まる。それでも続々と客が入り、30~40人は立ち見状態。大盛況だ。

ヒメノアキラがウェルカムアクトということで、挨拶と2曲を冒頭で披露してゲストにつないだ。出演順はヒメノ、七つ森、Hi-Endorphine、いいくぼさおり、そして再びヒメノアキラ、最後はセッションという流れ。

七つ森聞くのは2度目かな。アコースティックなバンドで、詩の世界がほのぼのしていてファンタジック。それはヒメノ嬢も指摘していた通り、曲のタイトルからも分かる。曲名はあまり自信ないがこんな感じ。

1)僕に華はないけれど
2)恋人はへビースモーカー
3)ハイヒールの恋人
4)ガタンゴトン
5)世界で初めて傘を作ったおじさん
6)アコースティックでロックンロール(といった内容、曲名多分違う)

ボーカルの女の子が親しみやすい感じでチャーミング。メンバーはキー、ドラム、アコギ、ウッドベースと立派な所帯。でも雰囲気はフォーク。四畳半と銭湯が似合いそうな昔のノンポリ学生風(例えが古いな)。

いかにも恋愛といった曲はなく、どれもNHKみんなのうたに出てきそうな優しさと物語が詰まっている。ボーカルの声も、強さがなく、尖ってもいない。どちらかというとハスキーで、そよ風の音のように心地良い。癒されるね。


次に登場したのが Hi-Endorphine。七つ森と対極、エレキがぎんぎんのロックバンド。エレキギターが2本にベース、ドラムという構成。楽器はみな男で、紅一点のボーカルが格好いい。ガンガンの縦ノリ。勢いよく曲を続けていくから、曲名も殆ど分からなかったが、全6曲を疾走。レベル高いよ。

途中のMCで、ボーカルかおり?さんが体を壊して暫く活動を休んでた話が。再開したのが先週で、今夜が再開第2弾ライブということだったが、とてもそうは見えず。パワフルなステージ、全力のノリ、どれも素晴らしかった。曲の中では、休養中に感じた喪失感を詞に込めたというバラード「しるし」、アップテンポの「SuperStar」などが良かった。

ただ多分これでもまだ完全回復ではないのかも。彼女のポテンシャルはもっと高そう。きっと本領発揮となれば、会場は総立ちだったろうな。今日はヒメノアキラの客がアコースティック志向の人が多いためか、座っていた人が立ち上がることは無かった。残念。

こんなに「月見る」で音を出して良いのか?という大音響のステージが終わり、耳がまだわんわんしてる中で、いいくぼさおりの登場。ピアノ弾き語り。音量が違い過ぎ、大丈夫だろうか、と少し心配に。そして演奏が始まった。詳細は次稿に。