「Mother」にホロリ | 音楽偏遊

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今しがた、今日から(日付は昨日)始まった日テレドラマ『Mother』の録画を見終えた。マジで感動。ラストシーンで主題歌が流れ始めた時には、不覚にもホロリときてしまった。

主役の松雪泰子がいいのだが、それに加えてこの主題歌こそ、hinacoちゃんのメジャーデビュー曲「泣き顔スマイル」。すなわち、(制作発表を除くと)この放送こそが、この曲の世間への御披露目第一歩。やったね。hinacoちゃん、おめでとう。

ドラマは、虐待されていた小1の女の子の臨時担任になった松雪泰子が、彼女を救うべく誘拐。母子と偽って見知らぬ土地へ流れていく、というシリアスなストーリー。

こうした役やらせると、松雪泰子はピカイチだね。映画「フラガール」の先生役には、本当に感動したもの。今回はテレビドラマにも関わらず、動きや色彩、セリフをぐっと抑えた映画的な映像と脚本がいい。視聴率を考えると心配だが、ゴーサイン出した日テレの英断に拍手。話題性でジワジワと注目されてくるのでは。制作サイドには、最後の放送回まで、妥協しないで欲しいね。期待します。

このドラマ、抑えているのは映像だけじゃない。音もだ。第一話では、最終盤まで一度も音楽が流れなかったのでは。それだけに、最後の旅立ちのシーンで初めて背景に流れた主題歌のインパクトは大きい。このドラマの象徴である「渡り鳥」が空を飛んで行く姿と合わせて、この曲が流れるたびにドラマの情景が思い出されそうだ。

感動の増幅効果でhinacoちゃんの歌声も、視聴者の心に焼き付くことだろう。深夜番組のエンディングテーマとかよりも、インパクト大きそうだ。ドラマと共にジワジワと脚光集めるのではないかな。

何はともあれ、これが第一歩。前途は必ずしも洋々といかないかもしれないが、力強く前へ前へと進んでいくだろうhinacoちゃんを応援していきたい。

早くライブの予定発表してほしいな。駆け付けるから。