
某氏が2チャンに書き込んだアスキーアートが何故か厨のツボにはまって、いまや大流行。すかさず、曲をつけて初音ミクに歌わせた作品をニコ動にアップした才人がいて、これがなかなか上手い

次々に亜流が生まれて、熱いところにすかさずリアルな歌手(長谷川唯だっけ?確かavex)に歌わせたCDを発売した会社があってなかなかの商売人だ。サウンドプロデュースは浜崎あゆみも手掛けるH∧Lだと、おいおい。なんだろうね、この商魂は。
かつてのAA流用問題のようにならないよう権利問題は慎重にやってるだろうけど。
しかし、ニコ動は面白い。玉石混淆だけど、レベルの高い作品が続々生まれている。映像も秀逸なものがあって驚く。
初音ミクというボーカロイドと相まって、非常に多くの人をインスパイアしている。新たな音楽・映像表現のフィールドを間違いなく創出した。ここから間違いなく、近い未来にスターが続々生まれてくるだろう。すでに映像制作を依頼されて職業としている人も出てきている。
ここで多くの才能が切磋琢磨して、技量を高めていくと、一部の人間に面白がられるだけでなく、万人を感動させる作品も出てくるだろう。きっと楽曲でもしかりだ。
そんな2010年代に、アナログなライブ活動を続けるアーティスト達は、どうなっていくだろう。僕はアナログ派だけど、フォークやポップの世界でも、エレキ派とまた違うデジタル派が増殖するのだろうなあ。でもボーカロイドでは肉声の味は出せない(はず

チェスや将棋で、いまやプロがコンピューターに負ける時代。音楽の世界でも、デジタルが台頭し、それに乗っかる商業主義が幅をきかすだろう。彼氏の財布はマジックテープ式のように。
そんな時代だからこそ、アナログに肉声で歌い、肉体をさらすライブ活動をしていく意味を改めて問い直すことは無駄ではないはずだ。機械声などに、人の心を揺り動かすことで負けるわけないと。
などなどツラツラ思いながら帰路についている。BGMはボーカロイドの元声にもなった拝郷メイコだけどね(笑)
それにしても気持ち悪いくらい暖かい
