渋谷ソングラインに、倉沢桃子さんの年内聞き納めに。
スリーマンのトップは、ハロー青空トレイン。ボーカル&キーの女の子が、カホンとアコギの2人グイグイ引っ張る。元気印の全力少女だ。明るく、楽しい三人組。さらにベースの女の子加えて4人組になるとか。普段のバンドバージョンの方が、あの元気さに合ってるかな。今度聴いてみたい。
2番手に桃子ちゃん登場。客席とステージが同じ高さでボーダーレスのソングライン。ざわつく会場。唐突に歌い出す「人間らしく」。一声で空気を変える。
会場には静寂を。ステージからは抑えたアルペジオ。静かに、しかし緊張感ある彼女の透明な声が語りかけてくる。
そう、この空気に浸りたかった。疲れていたのかな。孤独な心に優しいんだ、倉沢桃子は。
この箱は彼女にはホームのようなもの。そのせいか、今日はMC長め。曲間に次に歌う曲を作った時の状況を語る。
「君んち」前のMCでは「色々大人の事情があって…」、ギターを弾き始めたきっかけを聞かれ思い出したこと歌った「未完成」、ふらっと入った音楽バーの模様と亡き彼のアルバムを描いた新曲。
私小説のような曲に解っていながら心をつかまれる。彼女の前なら格好つけず、放心すればいい。ただ彼女の世界は立ち入ってはいけないような気がして、終演後も声をかけづらい。それでも良い。
ラストは明るくノリノリのSPRING-ROLL。Voとエレピ&コーラスのスラッとキレイな女性2人組。パーカッションのサポートつけて、猫になったり、恋愛スイッチ入れたり。
訳わからないよね、うーん、まあ百聞は一見にしかず。とにかく、是非彼女達のライブを見に行こう。楽しいから。いや、一番楽しかったのはファンの人どうしのコントのようなかけあい(なのか?)だったが。
帰りに渋谷駅モヤイ像側に回ると、Chamiさん路上中。アコギ一本だが、ループ使ってエッジの効いたリズムパート録り、さらにコーラス被せて、それから歌い出した英語の歌は、格好よかった。