峰香代子攻撃バージョン? | 音楽偏遊

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モバレコWagonCookingVol2@表参道FAB
前回と半分同じメンバー。ミネカヨも前回と同じ、ラストのロックバンド(今夜は東部警察)前の出番で登場だ。

本人曰く「今日はアコースティックな感じ」。でもサポートにはエレキギターにエレキベース、エレキピアノ、ドラム、バイオリンという構成。特にエレピの彼女の伴奏がドラマチックでエモーショナル。曲に色濃く表情をつけ、聞き応えあった。

しかし、今夜一番の注目は峰香代子のパッツンにした前髪とオデコ(笑)ではなくて、目だな。目に髪がかからなくなったことで目立ったという面もあろうが、いつにも増して目力に凄みがあった。Superflyや阿部真央のような。

彼女の魅力は、歌の役になりきる所。そのことで曲ごとに違う世界観を現出して、見ている側も彼女を通して感情移入してしまう。いわば彼女は自身の曲の表現者であると同時に、我々を異世界に誘う巫女的な存在感を持ってるのだ。いつもは引っ張り込まれる。

ところが、今夜は巫女的な表情はやや隠れ、目で攻めてくる。ハートを直接揺さぶりにくる。まあ、僕の心象だけど、今日はその目にやられた。

歌った曲は記憶が正しければ多分この順
1)恋愛妄想中毒
2)ガリレオの夢
3)チャイルド
4)ミスタースマイリー
5)オブジェ
6)月と鯨

その目に見とれてしまい、曲順がチャイルド前後定かでない。スターになる目かも、とふと思った。

MCが「今年は人生で最もこいおおい1年でした」と聞こえて、「濃い(学んだこと)多い」なんだけど、「恋多い」だったらえらい告白だなあなど妄想。いや、毎月新曲ダウンロードリリースをついに12カ月達成ビックリマークやり遂げた自信が、目から溢れでていたのだろう。

そういう意味で、ラストの12曲目「月と鯨」の歌詞が意味深だ。鯨が海を飛び出し、丸く輝く月へ飛んでいくという内容。

いまや大きな自信と、溢れ出すパワー、はち切れんばかりの意欲。肥大化した自我を鯨に喩え、栄光に向かって飛ぶ峰香代子の姿が浮かぶ(笑)

どんどん飛んでけグッド!