彼女は、週イチワンマン(

見た感じはクールな才人。おかっぱでスリム(ダイエットしてるそうだが)。週イチワンマンを乗り越えるパワーがあるように見えない。また、その企画を実現させるぞー!みたいな熱が無さげ。ところが、歌を聞くと決然とした意思の力のようなものがヒシヒシと伝わってくる。昼間にやっていた駅伝ランナー達の表情に重なると思った。
そして荻窪のカフェ(間も無く閉店するらしい)。きっと、そこに毎週のように集ったファンとスタッフや店員は、もう家族のような存在になっていたのではないか。未知の会場で週イチワンマン続けるのは精神的にも大変な事。でも、それがホームであり、ファミリーがいつも待っているとすれば、力が湧いてきそう。
「今日は週イチ来てくれた人いないね」
ノマドを埋めた大勢の客を見回して、ちょっと寂しそうに呟いた。この人はファミリーの顔覚えてるんだなあ。
週イチ新曲の中から何曲か演奏してくれた。何れも心に響く。
最後にマワリー登場。由依ちゃんの時と違う、いつものマワリーらしい服に。
ちょっと緊張気味?
「カシグレ」
「ひとりぼっちのワルツ」などを、まずは1人で弾き語り。
1曲だけ、フルートのサポートが入り、ジャジーな「」
その後はマワリーバンド。「キンモクセイ」「イチバン」など、彼女の代表作となった曲をテンポ良く。マワリーも楽しそう。
バンドが下がり、「では最後のゲスト。それはみなさんです」と、「チャルララ」のBメロで「パート・ツー」を一緒に。
そして、いよいよ最後。MCで色々悩んだこと、常に全力でいいものをライブで届けたいけど就活などで難しい現状、活動休止決めたこと、でも何があっても歌い続けること、などなど最初は明るく話していた。でも最後は涙に。
「笑顔の連鎖」の種を私は皆さんに、渡したつもり。私がいなくても笑顔広げて…そして「地球の迷子」。
大拍手に包まれ、袖に下がると楽屋から大きな拍手の音。泣けてきた。
アンコールに答えて再登場。「どうせみんな、あれやると思ってるんでしょ」と囁いて、期待通り「The Colored Rainbow」を熱唱。途中感極まって詰まるところも。
うーん、感情入ってしまって上手く書けないなあ。ただ彼女はやはり前向きだ。
1年、彼女の笑顔が見れないのは寂しいが、就活と世界の旅を経て、一回り大きくなってマワリーが帰ってくる日を期待しよう。