ここ駅ビルの通路なんだけど、吹き抜けになっていて意外に音響がいい。階段が丁度、客席になってみなペタッと座ってライブ聞いていく。いきなり歌ってる最中に外国人客が記念撮影するし。安全なストリート的な場だな。
さて峰香代子ちゃん。いやー、やはりいい声に素晴らしい表現力だなあ。詞を書く時に、空想家になるという。自分で作り出した設定に合わせ歌ごとに、役に入りきり、表情や声音も変幻自在だ。
サポートはギター1人。+カラオケで結構臨場感出てる。下手なライブハウスより響きが良いかも。
「ガリレオの夢」では未来が舞台。月に移った人類が地球を見つめて歌う。選べなかったもの、失ったものを思い、大宇宙の理に挑みかかるようなマジ顔には惚れてしまう。
その前の「おかえりブルー」のMCでは、これはある近い人への償いの歌と紹介。切なげに、だが希望の灯をともし、優しく抱き止めるように表情が変わる。
最後は「卒業」。桜の季節には早いですが、と。初めて聞いた。なかなかよい。
最近頭の中によくリフレインしている「Child」を聞きたかったが、これは多分第2ステージで歌うのだろう。時間がなくて残れず、後ろ髪ひかれつつ立ち去る。「Mr.SMILY」や「TOY」なども。いやいや峰に惹かれつつあるな。
前に登場したのがフジモトタカコ。声の響きがよい歌い手。森恵とかぶる。
ギターを弾きながら1人で活動している女性シンガーは数多い。そのなかで生きていくのは大変だよなあ。神山みさとか、佐藤浩子みたいに個性的だと記憶にこびりつくけど。
