9月6日 千佐都 @新横浜ベルズ | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

渋谷めぐみの前にトップで登場したのが 千佐都 ちゃん。

事前情報では、「まだ18歳だけど昭和を感じるフォーク」と聞いた。現代の18歳の女の子が昭和のフォークなど弾けるものかと、少し軽くみていたのは事実。


それが演奏が始まってびっくり!?

暗く、「恨」を感じさせる、まるで山崎ハコのような弾き語り。

おいおい、本当に18歳か?鳥肌がたった。


これは新曲でまだ曲名がついていないとのこと。なかなかの出来だ。その次の曲も「別れ歌」。私は「別れ歌」が多いんですとMC。なぜ、そんなに若いのに?彼女はギター一本で勝負しているが、そのギターテクもなかなかのもの。弾き語りの先輩アーティストでも、ギターもっと下手な人たくさんいるぞ。


一体どんな音楽環境の中で育ったんだろと興味を持たずにいらられない。


8月に19歳になりましたとMCで話していたが、よくここまで技量や別れ歌をこなすまで自分を高めたとものだと拍手アップ


略歴をみると、2007年12月の横浜の音楽祭で学生部門でグランプリ、第2日本テレビの音楽番組の「夏休み!高校生弾き語り選手権大会!!」でも昨夏にグランプリを受賞。その実力は折り紙つきです。


音楽的には、カーペンターズの影響を強くうけ、中島みゆきや山崎ハコも聞き込んでるとのこと。なんとなく納得。しかし、「西麻布で打ち上げしまして、あの『雨の西麻布』、でも晴れでしたけど」というMCで笑っていたのはおじさんたちのみ。若いお客さんらは何を言っているのだ、この子はって空気。本当に19歳か?とまたまた後からファンの一人に突っ込まれてたが。


月3~4本のライブを精力的にこなしており、新しいファンも次々と開拓することでしょう。かくゆう私も一発でほれました。


曲名を覚えていないのもありますが、「サヨナラフォークソング」と、私も明るい歌あるんです、と紹介したアップテンポの、映画のヒロインにあごがれている少女の歌がなかなか良かった。暗い歌多いそうだけど、性格の明るさはMCからも分かるし、こういうのも合っていると思います。はい。


しきりに、自分の後に続く三組はみんなエレキで大音量ですから、今のうちに耳を慣らしてください、と話ていましたが、その印象は他のバンドに決して負けていなかったですよ。


ということで、今後、彼女の活躍も見守りたいと思います。